統合型セキュリティーシステム「eX-SG」と連携して柔軟な入退室管理も可能に
パナソニックの「KPAS」、マスク着用時などの顔検出率が3.1倍に向上
2020年07月03日 08時00分更新
パナソニック システムソリューションズ ジャパンは7月2日、「入退セキュリティ&オフィス可視化システム KPAS(ケイパス)」の新バージョンを発表した。
KPASは、顔登録機であるKPASレジスター、認証機であるKPASゲート(特注品)、KPASチェッカー、KPAS管理サーバー、KPAS認証サーバーから構成されるソリューション。一括の顔登録にくわえ、KPASレジスターで顔と名刺を同時に登録して最短15秒で利用できるのが特徴で、KPASを使えば社員はもちろん来訪者の入退管理も可能となる。一度登録した来訪者の顔画像は、顔認証による本人確認が終了後、一定期間を経て無効にも設定できる。
新バージョンでは、マスク着用時などの顔検出率を同社従来比で3.1倍、顔認証率を2.2倍向上させたという。
さらに、パナソニック製の統合型セキュリティーシステム「eX-SG(イーエックス・エスジー)」とも連携。来客会議室エリアでは顔認証によるストレスフリーな入退室、執務室エリアではICカード認証と顔認証のAND認証の併用といった、柔軟な対応の入退室管理が可能になったとのこと。
さらに、外部システムと連携するためKPASのWebAPIも用意する。WebAPIを活用して顔認証を用いたアプリケーションの開発し、既に導入済みの外部システムと連携すれば、働き方に応じたスムーズなオフィス運営も可能になるとうたう。
KPASは、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大にともない非接触へのニーズが高まるなか、社員・来訪者にとって、安心かつストレスフリーなオフィス空間づくりを提供するとしている。また、スマホなどに表示した顔写真では顔認証しないため、セキュリティー面で安全なオフィス運営が可能なほか、共用廊下のような暗い場所でも、新たな照明追加を必須とせず導入を検討できるとのこと。