日本のスパコンが8年半ぶりに世界第1位を奪還
欧州時間の6月22日に、オンライン開催された「International Supercomputing Conference (ISC 2020)」で、スーパーコンピュータの世界ランキングが発表され、そこで、理化学研究所の富岳が、TOP500において世界1位を獲得した。
日本のスーパーコンピュータが、TOP500で1位となったのは、2011年11月の「京」以来、8年半ぶりのことだ。
TOP500は、多くの科学技術計算や産業アプリケーションで用いられる浮動小数点の演算の能力を測ることができるLINPACKの実行性能をもとに、世界でもっとも高速なコンピュータをランクづけするものだ。1993年から開始されており、毎年6月と11月の年2回、ランキングが発表されている。
理化学研究所の松本紘理事長は、「輝かしい成果が出たことにホッとすると同時に、うれしく思う」とコメント。「世界一となった富岳を、Society5.0に役立つインフラとして活用したい」と述べた。
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