Alexaに対応、最新世代のBluetooth機能を備え、使いやすさも満点
Bang & Olufsenの粋を感じる高音質、「Beosound A1」の完成度に注目
2020年06月18日 13時00分更新
aptX AdaptiveやSwiftペアなど、Bluetoothの最新機能に対応
Bluetooth接続時に利用できるコーデックはSBCのほか、AACとaptX Adaptiveが選べる。aptX adaptiveは、電波状況や接続する機器に合わせて通信帯域を変化させられる。プレーヤー側の対応も必要だが、低遅延なaptX Low Latencyと、高音質なaptX HDの両方の特徴を兼ね備えた新しいコーデックである。
音楽再生時にはCDを上回る品質での再生、動画再生時にはリップシンクの遅延ない再生が期待できるわけだ。
ペアリングする際に、Swiftペアが利用できる点もシンプルでいい。SwiftペアはBluetooth LEの技術を使ったWindows 10の機能で、簡単に言うと、ペアリングモードにしたBeosound A1をPCに近づけると、右下にポップアップが出て、そこをクリックするだけで接続が完了するというものだ。Surfaceシリーズのキーボード/マウスを接続する際にも使われている機能で、対応できるPCとそうでないPCがあるが、分かりやすくシンプルに使い始められるのは利点である。
Beosound A1はマイクを3つ内蔵しており、ビームフォーミング技術を使って高音質な集音が可能である。最近ではWeb会議の利用が進み、PCを使ったスムースな会話が求められているが、こういった要望にも応えやすい製品である。
Beoplay A1の登場時はBluetoothスピーカーが市場で大きく伸びたタイミングだったが、そこから5年近い年月を経て、最新の機能を積極的に盛り込んだのが、Beosound A1であるという見方もできるだろう。