シャープは6月8日、AIoTクラウドサービス「COCORO WASH」に対応するプラズマクラスター洗濯乾燥機3機種と全自動洗濯機1機種を発表した。発売日は6月18日としている。
価格はオープンで、予想実売価格は「ES-PW11E」は23万円前後、「ES-PW10E」は22万円前後、「ES-PW8E」は19万円前後、「ES-GW11E」15万円前後(すべて税抜き)。
COCORO WASHは、クラウド上のAIと連携することで、天気や季節に合わせて最適な洗濯方法を提案してくれたり、衣類の種類に合わせて選んだ専用コースをダウンロードして設定したりできる機能。本シリーズでは、COCORO WASHがさらに進化した、「AI標準コース」を新たに搭載する。標準コースの洗濯運転後に、専用アプリから「シワが気になる」「しっかりすすぎたい」など、洗濯物の仕上がりを評価すると、その回答をもとにAI標準コースとして次回以降の洗濯運転の制御に反映する。
また、AIにより成長した洗濯機を、64タイプの動物に例える「AIタイプ別診断」も搭載。自分好みに成長した洗濯機がどのタイプの動物になるかを教えてくれる。スマートホームサービス「COCORO HOME」と連携し、冷蔵庫が洗濯機の運転終了を知らせる「機器連携」にも対応。
PWシリーズは、洗濯槽内にプラズマクラスターイオンを充満させることで衣類を除菌できるというプラズマクラスターを搭載する。頻繁に洗えないジャケットや帽子などを、付属のクリップ付きハンガーにかけて除菌や消臭ができるとうたう。さらに、衣類についた花粉が落ちやすくなる効果を新たに実証したとする。「プラズマクラスター槽クリーン」では、洗濯槽内に送風しながらプラズマクラスターイオンを放出し、カビ菌の繁殖も抑制するという。
PWシリーズは、本体天面に継ぎ目のないフラットなフタを採用。スタイリッシュで手入れがしやすい「ガラストップデザイン」は、空間を美しく引き立てるとする。操作部には、必要なキーと表示だけが光る「光るタッチナビ」を搭載する。
その他、独自の「穴なし槽」を採用し、ムダ水を省くことができるほか、洗濯槽の外側についた黒カビや汚れが洗濯槽内に侵入しないので、いつも清潔な水で洗い・すすぎができるという。また、PWシリーズは「槽の樹脂まるごと抗菌・防カビ加工」で、洗濯物に直接触れる糸くずフィルター、バランサー、パルセーターにAg+成分を配合した抗菌樹脂を採用し、菌やカビの繁殖を抑制する。
PWシリーズは、毎秒約3万8000回の超音波振動で汚れを落とす「超音波ウォッシャー」を搭載。また、内フタがない独自の構造により実現した「WIDEマウス&LOWボディ」を採用することで、楽な姿勢で大量の洗濯物や重い毛布の出し入れが可能としている。