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Windows Info 第227回

キーやショートカットキーの変更にも対応したWindows 10用ユーティリティ「PowerToys」の新バージョン

2020年06月07日 10時00分更新

文● 塩田紳二 編集● ASCII

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キー入れ替えとショートカットキーのカスタマイズが可能な
「Keyboard Mangaer」

 「Keyboard Manger」は、「キー入れ替え」(Remap keyboard)と「ショートカット変換」(Remap shortcuts)をするものだ。

Keyboard Managerは、キー入れ替えとショートカット変換の2つの機能からなる

 「キー入れ替え」とは、キーボードの単独キーを入れ替えるもの。

キー入れ替えは、単独のキー同士を入れ替えることを可能にする。対象キーは「Type Key」ボタンを使って直接キー入力するか、ドロップダウンリストを使って指定できる

 たとえば、「Delete」キーと「BackSpace」キーを入れ替えるといった用途に使う。入れ替えられるのは単独のキーのみで、複数キーの組み合わせ(たとえば「Ctrl+C」のようなもの)は、対象にすることができない。

 これに対して「ショートカット変換」は、複数キーの組合せからなる「Ctrl+V」のようなキーボードショートカットを別のキーボードショートカットに入れ替えるもの。こちらでは、単独キーの入れ替えはできない。

ショートカット変換では、複数キーの組み合わせを別のものに変換できる。キー入れ替えと違って必ず複数キーの組み合わせを指定する必要がある

 これまで、Windowsでは公式のキーボード入れ替えは、レジストリによるものしかなく、あとはサードパーティ製のツールに任されていたが、変更のたびに再起動が必要なものが多く、一時的な変更というわけにはいかなかったが、PowerToysのKeyboard Managerは再起動が不要で、いつでもキー入れ替えが可能だ。

 ざっと見た感じ、個々の機能としては動作しており、キー指定のユーザーインターフェースも動作しているが、日本語などIMEが動作している環境を考慮できていないようなので、このバージョンの日本語環境では利用は避けたほうがいいだろう。

 PowerToysは、機能も充実してきており、特に当初から搭載されているFancy Zonesだけでも利用価値がある。とりあえずは、ニュースなどで概要を掴んでおき、9月頃の正式版を待つのがよいと思われる。

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