Azureのロードテスト機能廃止、pnopが代替のJMeter負荷テスト環境を「Azure Marketplace」に公開
AzureでJMeterクラスタを短時間構築、大規模な負荷テストにも対応
2020年06月04日 13時30分更新
Microsoft Azureに特化した開発・技術コンサルティングを提供するpnopは、2020年6月2日、Apache JMeterのリモートテスト環境をAzure上に簡単に構築できる「Load Tester(multiple remote servers)Powered by Apache JMeter」をAzure Marketplaceに公開した。3月末に廃止されたマイクロソフトのファーストパーティー製ロードテスト機能の代替となる。
Apache JMeterは、Apache Software Foundationで開発されているオープンソースのサーバー負荷テストツール。サーバーに対して大量のリクエストを生成し、Webアプリケーションなどのシステムのパフォーマンスを測定する。複数台のJMeterスレーブVMとそれを制御するマスターVMを構成することで、より大きな負荷をシミュレートできる。
今回同社がAzure Marketplaceに公開した「Load Tester(multiple remote servers)Powered by Apache JMeter」は、マスターVMと任意の台数のJMeterスレーブVMを短時間でAzure上に構築できるプロダクトだ。
マイクロソフトは、これまで提供してきたMicrosoft Visual StudioおよびAzure DevOpsのクラウドベースのロードテスト機能を3月31日に廃止した。「Load Tester(multiple remote servers)Powered by Apache JMeter」はその代替となる。