ブラザー工業は5月22日、生産拠点がある愛知県の名古屋市と刈谷市に、不織布マスク合計6万枚を寄付すると発表。不織布マスクは各市にある福祉・介護施設などに配布されるという。
同社は、瑞穂工場(名古屋市瑞穂区)に不織布マスク生産設備を導入し、グループ会社のブラザーリビングサービスが不織布マスクの生産を開始した。ブラザーグループ内の事業活動に必要になる不織布マスクを生産するだけではなく、名古屋市と刈谷市にも寄附する。生産規模は月産約60万枚を予定している。
供給可能な限りは名古屋市と刈谷市のほかにも、取り引き先や、不織布マスクが必要な公的機関や医療機関などへの販売も視野に入れているとする。なお、一般向けに販売をする予定はない。