このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

通話が多いならノイズキャンセリング機能付きヘッドセットが便利

テレワークにオススメ!あると便利なASUSの在宅勤務向けデジタルアイテム【ヘッドセット・マウス・Wi-Fi 6ルーター編】

2020年05月16日 17時30分更新

文● 松野将太 編集●ジサトライッペイ/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ゲーミングマウスをデスクワークに活用「ROG STRIX Carry」

 自宅の作業環境をより快適にしたい、という話もよく聞くところだ。優先度が高いのはPCスペックの確保やマルチディスプレー環境の構築だが、マウスなどの入力デバイスにこだわってみるのも有効な手段と言える。ASUSはゲーミングデバイスを多く取り扱っているが、ゲーミングマウスは通常のマウスよりもボタン数が多く、普段使いでも便利に扱える。6600円前後と多少の出費にはなるが、ゲームをプレイする人であれば、思い切って購入してみるのもアリだろう。

ゲーミングマウス「ROG Strix Carry」。実売価格6600円前後

ゲーミングマウスとしては小ぶりな形状で、側面にはラバー素材を採用。形状的には掴み、つまみ持ち向きだ

 「ROG Strix Carry」は2.4GHz帯とBluetoothワイヤレス接続に対応し、ゲームやデスクワーク、普段使いなどマルチに活用しやすいよう設計されたゲーミングマウスだ。一般的なワイヤレスゲーミングマウスの場合、遅延が低減できる2.4GHz帯のUSBレシーバーを活用した接続方法が一般的だが、本製品の場合、あわせてBluetooth接続を利用できるため、遅延が問題になりにくい普段使いではBluetoothを活用することで消費電力をセーブできる。その場合、仕事用のノートPCとゲーム用PCでいちいちレシーバーを付け替えたりする手間もないわけだ。

サイドボタンは2つ。ゲームはもちろん、普段使いで便利なショートカットを割り当てるのもアリだろう

ROGロゴがしらわれているものの、発光機能はない

 もちろん、ゲーミングマウスとしての性能も担保されている。センサーは光学式の「PWM 3330」を採用。DPIは50から7200まで設定でき、左右クリックのスイッチは定評のあるオムロン製となっている。また、スイッチは交換が可能で交換用スイッチも同梱されるため、スイッチの調子が悪くなってきたり、好みのものに付け替えたいといった場合に便利だ。なお、公式スペックで指定されている交換可能なスイッチはOmron D2Fシリーズ、もしくはD2FC シリーズの一部モデルとされている。

電池駆動式で、内部にレシーバーを収納したり、クリックボタンを交換できる

 本製品は充電式ではなく電池式を採用しており、単3乾電池2本で駆動する。ワイヤレスマウスではバッテリーの寿命が問題になりがちだが、2.4GHz帯接続ではおよそ300時間以上、Bluetooth接続では400時間以上の駆動を実現しており、いずれも一定水準の長時間駆動が可能と言っていいだろう。  

背面には通信方式の切り替えスイッチを搭載。ゲームでは遅延の少ない2.4GHz帯、遅延が問題になりにくいテレワークや普段使いでは消費電力を抑えるためBluetoothを使うといった切り替えが簡単にできる

 形状的にはやや小ぶりで高さが抑えられているため、つまみ持ちや掴み持ちでゲームをプレイするユーザーに適するとのこと。重量も72.9gと軽量なので、長時間のプレイでも疲れにくいほか、持ち運びも容易い。PCゲームをプレイしつつ、ノートPCでのデスクワークにも活用するような使い方では重宝しそうだ。

こんな機会だからこそルーターの見直しも! 「RT-AX92U」

 やや番外編のようになるが、ついつい先延ばしにしてしまいがちなWi-Fiルーターの見直しを、この機会に済ませてしまうのもいいだろう。Wi-Fiルーターの最新トピックと言えば、現在は普及段階にあるワイヤレス通信規格「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)」への対応だ。対応スマートフォンやノートPCが徐々に増えてきていることもあり、少しを見据えて安定した通信環境を整えてしまえば、この先3~4年は頭を悩ませずに済む。古いルーターを使い続けていて通信速度がイマイチ……といった事態も回避できるだろう。

Wi-Fi6対応無線LANルーター「RT-AX92U」。実売価格2万9200円前後

 また、特に4月以降、「自宅のネット回線が重く感じられる」という話をよく聞く。原因は複数考えられるが、ひとつは契約した回線そのものが混雑しているパターンだ。これはルーターの変更でどうこうできる問題ではないため、長引くようであれば、新たに回線を乗り換えるような大掛かりな処置が必要になるだろう。

 一方で、複数人で同居している家庭でそれぞれが同時にWi-Fiにアクセスすることで、結果的に一人一人が使える帯域が少なくなるのもよくあるパターンと言える。例えば現在、両親が在宅勤務で、子供がインターネットを介して学校や塾の授業を受けたり、動画やゲームを楽しんでいる……といった家庭も少なくないだろう。その場合はルーターの変更が大いにプラスに働く可能性がある。

 効果てきめんなのが、未だにWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)よりも前の古いルーターを使い続けているような家庭だ。Wi-Fi 4(IEEE 802.11n)など、現在ではメジャーとは言えない古い通信方式では速度も出せず、電波も弱い場合が多い。また、MU-MIMOなど、複数デバイスとの通信をサポートする技術も搭載していないため、複数人で十分な通信速度を確保するのは困難なはずだ。最低でも、現在のメジャーな方式であるWi-Fi 5に対応したルーターを用意するのがベターだろう。

外付けされた4本のアンテナは本体に折りたたまれており、使用時に立ち上げるだけでいい。初回の組み立てが手間にならないのは地味に嬉しいポイント

 「RT-AX92U」はWi-Fi 6利用時に最大4804Mbpsでの通信が可能なWi-Fiルーターだ。本体サイズは幅155×奥行き155×高さ52.6mmと、このクラスの製品としては比較的コンパクトだが、Wi-Fi 6とWi-Fi 5、2系統の5GHz帯通信を利用できるパワフルな製品となる。OFDMAやMU-MIMOにも対応しており、公式サイトでは接続台数21台、3階建・4LDKの家庭での使用を推奨している。広い家で、複数人の家族で同居している場合に適した製品と言えるだろう。子供がいる家庭では重宝されるペアレンタルコントロール機能も、スマートフォンの「ASUS Router」アプリから利用できる。

WANを1ポート、LANを4ポート備える。リンクアグリゲーションなども利用可能だ

側面にはUSB 3.0ポートとUSB 2.0ポートをそれぞれ1つずつ備える。外付けストレージを接続すれば簡易的なNASとして運用可能

 実売価格は2万9200円前後。安くはないが、今後登場する多くのWi-Fi 6対応機器でポテンシャルを発揮できるなど、数年は活躍してくれると考えれば決して無駄な投資ではないはずだ。

■Amazon.co.jpで購入
■Amazon.co.jpで購入
■Amazon.co.jpで購入

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ