Azure Marketplaceで提供、10VMまでの無償版も「Veeam Backup for Microsoft Azure」
Veeam、Azureクラウド向けバックアップ製品を一般提供開始
2020年05月01日 12時30分更新
ヴィーム・ソフトウェア(Veeam Software)は2020年4月28日(米国時間)、「Veeam Backup for Microsoft Azure」の一般提供開始を発表した。「Azure Marketplace」から直接導入でき、エージェントレスのバックアップでAzure上のワークロードやデータを包括的に保護する。ライセンス持ち込み(BYOL)の有償版に加え、仮想マシン(VM)10台までバックアップできる無償版も提供している。
Veeam Backup for Microsoft Azureは、Microsoft Azureクラウド向けのバックアップ/リカバリ製品。Azure Marketplaceから数分程度で導入ができ、Azureスナップショットとの連携によるエージェントレスバックアップを実現する。ポリシーベースでの自動バックアップを実行し、リストアは仮想マシン単位だけでなく、ファイル単位での復元も可能。
Veeam製品間で統一されたバックアップフォーマットにより、オンプレミス/マルチクラウド環境間でワークロード/データのモビリティも実現する。Azureサブスクリプション間やリージョン間のバックアップにも対応しており、本番環境とバックアップを隔離してサイバー攻撃への耐性を高めることもできる。また「バックアップコストカルキュレーター」機能により、想定コストを事前に把握できるため、想定外の過大なバックアップコスト発生も回避可能だ。
製品は有償版と無償版が用意されており、有償版は「Veeam Universal License(VUL)」のライセンス持ち込みで利用できる(30日間の無償評価版もあり)。無償版はAzure VMを最大10台までバックアップ可能で、リストアは無制限。無償版は無期限で利用できる。