昨今の外出自粛による引きこもり生活で、Amazonを利用する回数が増えたというのは筆者だけではないはず。家電・電化製品や食料品、シャンプーや洗剤などの日用品まで何でも揃っているため、Amazonさえあれば、家から一歩も出ることなく生活できます。
ただ、Amazonを利用するうえで心配なのが、販売している商品の信頼性です。日用品や食料品なら自分である程度選別しながら購入できますが、家電・電化製品などの購入時に重要となる「性能」は実際に利用してみるまで判断が難しく、購入してから後悔することも少なくありません。
そのための判断基準として各商品には、実際に購入して使ってみた人が感想を書き込んだ「カスタマーレビュー」があり、それを見た人が購入基準として参考にできる仕組みになっているわけですが、中には販売メーカーから頼まれて書き込まれた「ヤラセレビュー」も存在しているなど、とても信頼できる状態ではないのが実情です。
簡単にヤラセレビューを見破る「サクラチェッカー」がすごい!
各商品に書かれているカスタマーレビューは、購入する際の判断基準としてたくさんの人が見ていると思います。筆者もそうです。必ずと言ってもいいほど、その商品を初めて買うときはレビューを確認してから購入するようにしています。
筆者のように、レビューを見てから購入する人にオススメなのが、「サクラチェッカー」というウェブツールです。ダウンロードやインストールは必要なく、簡単にレビューが信用できるものかをチェックできます。
サクラチェッカーの使い方
①ウェブブラウザーでサクラチェッカー(https://sakura-checker.jp)を開く
②購入したいAmazonの商品ページのURLをコピーし、サクラチェッカーの入力欄に貼り付ける
③「Go」ボタンをクリックする
サクラチェッカーは、「価格&製品」「ショップ情報・地域」「ショップレビュー」「レビュー分布」「レビュー日付」「レビュー&レビュアー」の6項目で詳細分析して危険度を判断してくれます。
例えばこちらのモバイルバッテリーを見てましょう。執筆時点のAmazon評価は「4.8(5点満点)」とかなりの高評価ですが、サクラチェッカーを使ってみると……。
2.11ポイント(満点は5ポイント)でサクラ度は90%という判定に。具体的には、製品名がSEO狙いだったりメーカーやショップが怪しかったりする(平均サクラ度が高い)ため、サクラチェッカーは総合的にサクラ度90%と判断したようです。つまり、このモバイルバッテリーのレビューは、まったく信用できるものではないということになります。
続いてこちらのLightningケーブルをサクラチェッカーで見てみると、なんとサクラ度99%という結果に。中でもレビュー分布による危険度が95%と高くなっているのが気になります。これは、サクラを使った商品は出品直後に高評価がつけられ、その後、高評価に騙されて購入した人が低評価をつけてレビュー分布が両極端になっていることを表します。危険度95%の判定は、かなり怪しい……。
こんな具合に、気になった商品のURLをコピペするだけでその商品が怪しいものなのかを簡単に判定してくれます。外出自粛で在宅時間が長くなったことでAmazonを利用する機会が増えたかと思いますが、買い物で失敗のリスクを減らせるよう、サクラチェッカーをうまく活用してみてください。