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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第186回

5G対応2画面スマホ「LG V60 ThinQ 5G」は使い方が千差万別

2020年04月20日 12時00分更新

文● 佐野正弘 編集●ASCII

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カメラは3眼、5G通信にももちろん対応

 続いてカメラ機能を確認しよう。LG V60 ThinQ 5Gのメインカメラは約6400万画素/F1.8の標準カメラと、約1300万画素/F1.9の超広角カメラ、ToFカメラの3眼構造で、フロントカメラは約1000万画素/F1.9と標準的。メインカメラの4眼化が進みつつある最近のハイエンドモデルとしては、やや物足りなさがあるかもしれない。

カメラは標準、超広角、そしてToFカメラの3眼構成。中でも標準カメラは約6400万画素と非常にスペックが高い

ToFカメラの活用による、背景をぼかしたポートレート撮影も可能だ

 だが標準カメラに関しては、他社と比べてかなり高い画素数のものを採用しており、それを生かして画質を落とさず2倍までズームができる仕組みを備えている。超広角カメラと合わせて活用すれば、かなり幅広いシーンでの撮影に対応できるだろう。

超広角カメラで撮影した写真。他社の超広角カメラと比べても画角が広いが、その分歪みもやや目立つ

同じ場所から標準カメラで撮影した写真

同じ場所から2倍ズームで撮影した写真。標準カメラの画素数の高さを生かし、2倍ズームまで画質を落とさず撮影できるようだ

標準カメラで夜景を撮影したところ。とても明るくという訳ではないが、比較的自然な色合いで映し出せる印象だ

 そしてもう1つ、高い解像度を生かし、4Kだけでなく8Kの映像撮影にも対応しているのもポイントだ。8K画質の映像を表示できるデバイスが少ないだけに有効活用できるシーンはまだ限られるものの、高画質で動画撮影ができることはメリットといえる。

高い画素数と高性能チップセットの搭載を生かし、8K動画の撮影にも対応している

 基本性能を確認すると、チップセットにはクアルコムの「Snapdragon 865」を搭載し、RAMは8GB、ストレージは128GBとハイエンドに相応しい内容。後述する2画面ディスプレーと合わせて、3Dゲームプレイも十分快適に楽しめる。

 また5G対応モデルということもあり、NTTドコモとソフトバンク、それぞれの5Gネットワークでの通信が可能だ。今回はNTTドコモ版をお借りしたので、実際にNTTドコモの5Gエリアで通信してみたのだが、1Gbps超えとはいかないものの、最大で下り700Mbps超の通信速度を実現していた。

「Speedtest.net」を使いNTTドコモの5G対応エリアで通信速度を測定したところ。700Mbpsを超える通信速度を実現していた

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