デルとEMC ジャパンは4月16日から、データサイエンティストや開発者が人工知能(AI)関連のアプリケーションやプロジェクトをすぐに立ち上げ、実行できるAI向けのIT環境整備を支援するソリューションを提供開始する。
「One Convergence DKubeディープラーニング アズ ア サービス ソフトウェア」は、基本となる高速の演算とストレージを抽象化することで、オンプレミスでクラウド並みの使いやすさを実現し、コストを削減するという。インフラストラクチャーをオンプレミスで導入する際に生じることが多い運用面の悩みを解消するとのこと。とくにモデルの開発やトレーニング、導入といった重要なタスクで大きな効果が得られるとしている。
「Dell EMC HPC Ready Architecture for AI and Data Analytics」は、導入が容易なクラウドネイティブスタックによるリファレンスアーキテクチャーで、高速AIコンピューティングのパワーをエッジにまで届けられるとうたう。NVIDIA GPUおよびIsilonスケールアウトNASストレージと、「Bright Computing Solution for Edge」「Dell EMC Data Science Portal」「PowerEdge サーバー」を組み合わせ、あらゆる場所で収集したデータにすぐにアクセスできるという。
そのほか、異なるユースケースごとにソフトウェアとハードウェアの検証済みの構成を選択することで、AIとデータアナリティクスを使ってデータからすばやくインサイトを得られるとうたう「Dell EMC Ready Solutions for Data Analytics」や、Apache Sparkを使ったバッチとストリーミングデータの大規模な処理をスピーディーに実行できるとする「Dell EMC Ready Solutions for Data Analytics – Spark on Kubernetes」なども提供開始する。