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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第87回

フィジカルインターフェイス祭りだった:

アップル新型iPad Pro マウスとARの再発明

2020年03月24日 21時30分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura 編集● ASCII

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●Magic Keyboard 気になるのは電池持ちと重量

 iPad Proの小幅な変更以上に注目されたのがiPad Pro向けMagic Keyboard。こちらは5月発売がアナウンスされており、今回のレビューでは試せませんでした。

 2018年モデルの11インチ、12.9インチiPad Proから利用できる新しいアクセサリには、MacBook Pro、MacBook Airに採用されたMagic Keyboardとトラックパッドが備わっており、iPad Proには背面のSmart Connectorを通じて接続され、Smart Keyboard Folio同様磁石で固定される仕組み。

 これを装着することによって、iPad ProはiMacのような立ち姿で宙に浮く形で固定され、マウスとキーボードが利用できるコンピュータになります。今回Magic TrackPad 2をiPadの脇に置いて使ったのですが、Magic Keyboardを使えば、トラックパッドを別に持たなくても、マウス操作が可能になります。

 バックライト付きのキーボードは出張時の飛行機の中などで便利そうな反面、iPad Proから電力供給がされるため、どれだけバッテリー持続時間に響くかはまだ分かりません。また、宙に浮かせて、絶妙な角度で固定できるため、それなりの重さがなければ倒れてしまいます。

 このあたりは、5月が近づいたら、再び実機レビューしたいと思います。

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