さらにストレージは、断然PCIe接続の第3世代ハイスピードSSDを選びたい。ファイルの読み書きの速さはOSやアプリを使う際の動作速度にも関わってくる。体感的にも大きな差になるため、ここを渋るのは避けるべきだ。たとえ容量が少なくても選んでほしい。
また、テレワークをするという観点で考えると、セキュリティーの強化やLTEモジュールの搭載も検討すべきだろう。自宅とオフィスだけで利用するというのであれば、LTEモジュールは必要ないかもしれないが、モバイルワークを主とした営業職などでは、ネットワークを常に確保する上では必須だろう。別途モバイルルーターを持ち歩いたり、スマホのテザリングに頼るよりは、管理もしやすくスマートな運用が可能となる。
ただ大量導入する場合、すべてが同じスペックのマシンである必要はない。同じベースマシンでも、従業員の働く環境に合わせて、スペックを考え、機能を取捨選択することで、予算を抑えることは可能だ。ただ、ある経営者は「スペックを上げることで生産性が上がるのであれば、その分コストを掛けても十分元が取れる」と語ったことがある。マシンサイクルも長めにせず、常に時代に合わせた最適なスペックを求めていた。いかに最高の生産性を保つかは、経営者がどう判断するかにかかってくるといっても過言ではない。
VAIOには法人営業部隊が、企業の要望に合わせて最適「快」を出してくれるはず。いろいろと相談して、不可能を可能にしてほしい。
この連載の記事
-
第56回
ビジネス
Windows Embedded Standard 7の延長サポート終了迫る。対策は万全? -
第55回
デジタル
パスワードは限界、テレワークにも効く生体認証「EVE MA」をVAIOと使う -
第54回
デジタル
テレワークのセキュリティ対策で関心度上昇中、「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」とは? -
第52回
ビジネス
モバイルワークで重要なWeb会議を実現するのに必要なもの -
第51回
デジタル
リモートワークの選択肢が必須の時代、新型VAIO SXシリーズの輝きが増す -
第50回
ビジネス
ケーブル1本で何でもできるUSB Type-C搭載がマシン選びのキモ! -
第49回
デジタル
デスクトップPCからのリプレイスで選びたい、VAIO Pro PH -
第48回
ビジネス
Windows 7 EOS間近! いまやるべきWindows 10への移行のキモ -
第47回
ビジネス
メインマシンとして使える900g以下PCが、働き方改革の課題を解決する -
第46回
ビジネス
働き方改革の第1歩は、いままでの使い勝手を変えない「パソコン」でペーパーレス化すること - この連載の一覧へ