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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第218回

テーザーガンの中古ホルスターをレストアします

2020年03月15日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506) 編集● ASCII

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こんなこともあろうかと複数買いした中古ホルスター

 前回お伝えしたとおり(第217回「テーザーガンのホルスターがアメリカから届きました」)、アメリカからテーザーガンX26用のホルスターが3個届きました。

 なんで3個も買ったかというと、品物の状態が不安だったんですよね。写真と同程度の物を送ると書かれていたんで、実際に送られてくる物の状態がわからなくて。中古品なのである程度くたびれているのはいいんですが、壊れていたり部品がなくなっていたりしないとも限りません。

 で、届いた箱を開けてみると案の定でした。1個は固定ベルトの先端がちぎれてるし、1個は旧モデルらしく写真と形が違います。一番程度がいいヤツもX26のネームプレートにこすったような痕があったり、なぜか予備カートリッジのホルダーが逆さまに付いてたりしていました。

程度はバラバラ。左のはベルトの先端がちぎれてるし、右はテーザーガンをロックする部分の形が全然違います。真ん中が一番いいけどネームプレートに擦り傷が

 もしこれが1個だけ買っていて、その1個がベルトがちぎれているものだったら目も当てられないですよね。使うのには支障はないのかもしれないけど、ワタシの場合はカリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(CHP)装備のコスプレグッズのひとつなので、実用性より見た目が大事です。先方にとってはそんなことは知ったこっちゃないんで、仕方ないんですけれども。

 まぁでも、こんなこともあろうかと3個買ったわけで、問題はありません。なんせ価格がめちゃ安かったですし、部品を付け替えれば状態のいい物をつくれます。

ネームプレートを交換します

 というわけで、早速バラしていきましょう。

 3つあるうちの真ん中をベースにして、ネームプレートを旧モデルからもってきて、予備カートリッジホルダーを正しい向きに付け替えます。ベルトがちぎれてるヤツは用無しですが、使える部分は保守パーツとして保管しておきます。

ネームプレートは六角穴付きネジで固定されています

 ネームプレートや予備カートリッジホルダーはネジで固定されています。ブラスネジやボルトではなく、六角の穴が付いている六角穴付きネジでした。

裏側は普通の六角形をしたナットではなく、こちらも六角穴が開いています

 ネジの受け側は枠にナットがはめ込まれていることが多いですが、このホルスターは違いました。受け側も六角穴があって、平べったいネジのように見えます。

受け側のナットは飾りナットという、パイプ状のナットです

 これは飾りナットと呼ばれるナットで、ネジが刻まれている部分がパイプ状になっていて、固定する部分の中に差し込むようになっています。ネジの先端が飛び出すこともなく見た目がきれいなので、主に家具のような見栄えが大事な物に使われます。

 ホルスターの場合は見栄えっていうことはないでしょうから、表面に見えている部分が薄くて平らだっていう実用的な理由だと思います。ガンを出し入れするので、出っ張っていると引っかかってしまいますからね。

 この飾りナットは固定されていないので、ネジを回すと一緒にぐるぐる回ってしまいます。そのためネジを脱着する際は、六角レンチで回らないように押さえておく必要があります。

ネジを外す時、飾りナットも一緒に回ってしまっていつまでも外れないので、六角レンチで固定します

 アメリカ製なのでネジはインチ規格です。3/32でした。

 3本のネジを外してネームプレートを外し、旧モデルのネームプレートと入れ替えます。

ネームプレートの付け替え完了。ちょっと綺麗になりました

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