サブスマホとして活躍できる
「Rakuten mini」
アスキースマホ総研ではスペック重視派の私ですが、今回オススメする「Rakuten mini」はハイエンドとはほど遠いモデル。それではなぜオススメするのかを説明します。
スペックとは何もハイエンドの数値だけではありません。使い勝手、コスパといった部分も十分スペックのひとつになるのです。単純にスペックを羅列してみると、SoCがSnapdragon 439、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GBと、今となってはエントリークラスの数値です。
ですが、ディスプレーが3.6型(720×1280ドット)で、サイズは約53.4×106.2×8.6mm、重さはなんと79g! FeliCa搭載端末としては世界最軽量だとか。スペック厨としては軽ければ軽いほどヨシなのです。クルマも1g単位で軽量化にこだわりますよね。
最近のハイエンドは200g越えが多く、個人的には200gオーバーの端末は敬遠したいところ(でもハイエンド好きなので買っちゃうというアンビバレント)。でも79gなら手に持っていても手首への負担は少ないですし、首からぶら下げていても肩こりになりにくいでしょう。
次に使い勝手。スペックから見てもわかるとおり、ゲームで遊んだり高画質動画を見たりする端末ではありません。もちろんできなくはないですが、それはミドルクラス以上の端末にお任せしましょう。Rakuten miniの真骨頂はSNSやメールなどを“ちょっと確認”するためのチョイ使いです。画面が小さいので画面内の情報量が限られるため、じっくり読んでみんなにレスして……という使い方には向きませんが、筆者は首からぶら下げて「次のアクションまでのちょっとした空き時間」にSNSなどをチェックしています。たとえば電車の乗り換えでホームで1~2分待つ、というときに、チラっとチェックして最新投稿やメールを確認します。
もうひとつの使い方として、ネット対応DAP(デジタルオーディオプレイヤー)代わりにするのもオススメです。現在、楽天の無料サポータープログラムで、データ通信が使い放題です。なので、YouTube Musicを通勤の往復で流しています。Rakuten miniの価格は2万5100円(税、事務手数料込)です。一般的なネット対応DAPは安くても3万円台後半からという値段なので、そこまで音質にこだわらないのであれば、TwitterもInstagramもできるDAPとして最高です。
最後に最大の欠点を。Rakuten miniをメイン使いにできないのは、バッテリー容量の小ささ。1250mAhと、本体サイズを考えたら仕方ないのですが、久々に1日持たないスマホが出たなという印象。通勤時間は片道50分くらいなのですが、YouTube Music聞きっぱなしの往復で半分以上減ってしまいます。Wi-Fiに繋いだまま放置しているだけでもみるみる減るので、充電を忘れると大ピンチに陥ります。
以上のことから、サブ機として「なくても困らないけどあったら便利」のスタンスで使うのがオススメです。スマホライフをちょっとサポートしてくれるRakuten mini。300万人限定で1年間料金無料で使えるので(端末代は別途かかる)、まだの人は今のうちに申し込んでみよう。
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