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業界人の《ことば》から 第380回

日本に存在してほしい企業になる

国内PCシェアNo.1獲得、日本HPが持つ責任

2020年02月27日 09時00分更新

文● 大河原克行 編集●ASCII

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トンボは勝ち虫、前にしか進まず退かない

 ちなみに、Dragonfly(トンボ)というネーミングからは、軽さをイメージすることができるが、ネーミングには、それ以上に深い意味がある。

 昆虫のなかから、空を飛ぶ生き物が生まれたのは、約3億年前の石炭紀と言われている。そのひとつが、メガネウラオオトンボであり、当時は、羽を広げると70cmを超える巨大なものもいたと言われている。まだ鳥などがいない時代において、悠々と空を飛んでいたことから、トンボを「新しい世界へ飛び出すもの」、あるいは「進化の象徴」として認識されることもあるという。

 「Dragonflyは、新しい働き方を実現するというコンセプトから生まれたPC。そこで、新しい世界へ飛び出し、進化の象徴である、Dragonflyという名前をつけた」

 また、日本では、トンボを「勝ち虫」と呼び、前にしか進まず、退かない特性から、「不転退」の精神を表すものともされている。「何があってもくじけずに、屈することなく、前に突き進むということも、この製品にDragonflyという名称をつけた理由のひとつ」と、岡社長は説明する。

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