アドビは2月19日、「Adobe Photoshop」のデスクトップ版とiPad版において、新機能をリリースしたと発表。
デスクトップ版は、コンテンツに応じた塗りつぶしのワークスペースを改善。新しい「適用」ボタンを使うと、ワークスペースを離れずに複数の選択範囲を作成し、複数の塗りつぶしを適用できる。「OK」をクリックして結果を確定させる前に、塗りつぶしの細かな調整や試行が可能になる。
「ぼかし(レンズ)」の出力品質とパフォーマンスを改善し、処理をGPUで実行するように変更。写真の前景や背景、またはその中間の領域を対象に、ぼかしによる画像効果を適用する際に、シャープネスや境界部分などを含む被写体の全体的な画質の自然さを改善したという。
そのほか、macOSのダークモードのサポート開始や、マウス操作などのパフォーマンス強化も実施している。
iPad版は、2019年のユーザーカンファレンス「Adobe MAXJAPAN」でデスクトップ版への導入を発表した「オブジェクト選択ツール」を、オプションと設定もそのままに搭載した。
デスクトップ版で使用できる文字の書式設定を多数採用した。テキストレイヤーのプロパティーに文字関連のオプションとプロパティーも追加。カーニングは今後のリリースで追加予定としている。