佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第10回
hip-dac、Conductor 3X、Inva
ポタ研 2020冬で見つけた、筆者注目のヘッドホンアンプ3選
2020年02月17日 13時00分更新
invaは、手のひらサイズながらバランス駆動に対応
またSound Leverageは「inva」という据え置きのヘッドホンアンプを展示していた。価格は20万円程度で手のひらサイズのハイエンドをキャッチフレーズとしているそうだ。バランス入力対応で、ヘッドホンをバランス駆動できる。内部もフルバランス構成になっている。バランス構成は、音の歪みを打ち消すことができるので高い性能を発揮できる。
特徴的なのはメインボリュームの横に小さなつまみが付いていることだ。これは“Dimmer”と呼ばれるゲインを調節できる機能で、ボリュームをスイートスポットで使えるという。ボリューム位置を、時計で言うと9時くらいの位置に合わせて聞くことが多いが、この位置は抵抗の特性が悪く、ギャングエラーと呼ばれる、左右の音の大きさが揃わない状態になりやすい。それを特性のいい12時くらいのところで使えるような機能であるらしい。
おまけ:ありそうでなかった、端子キャップが便利そう
アクセサリーとしては七福神商事が、デジタルプレーヤーやポータブルアンプの空いたイヤホン端子を塞ぐキャップを展示していた。これは、いままでありそうでなかった“ニッチ商品”だと言える。3.5mm/2.5mm/4.4mmのサイズに対応している。おそらく1個100円程度になりそうだ。
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