ウェザーニューズは2月14日、関東南部と静岡県の5都県が本格花粉シーズンに、近畿や岐阜県、鳥取県の5府県が花粉シーズンに突入したと発表。2月12日に花粉観測機「ポールンロボ」で基準を超える花粉の飛散が観測されたことや、ユーザーからの花粉症の症状報告などを総合しての発表とのこと。
いずれも平年より1週間〜10日程度早いとのことで、東京都は平年より10日早く本格花粉シーズンに、大阪府は平年より9日早く花粉シーズンに突入。また、2月13日には関東北部と九州北部、山口県、愛媛県の8県も本格花粉シーズンに突入したという。
ウェザーニューズによれば、今後も花粉の飛散エリアは拡大し、2月中には北陸や東北でも平年より早く花粉シーズンに入る予想とのこと。2月下旬には寒気が去って、西・東日本の広範囲で花粉の飛散が本格化し、北陸や東北でも3月中旬にかけてスギ花粉の飛散がピークを迎える見通しだという。
3月後半になると西日本からのヒノキ花粉の飛散が増え、3月中旬から4月中旬にかけて西・東日本を中心にヒノキ花粉の飛散がピークを迎える見込み。シラカバ花粉が飛散する北海道は、道南・道央ではゴールデンウィーク前後、道北・道東では5月中旬に飛散ピークを迎える予想とのこと。
なお、本州においてヒノキ花粉の飛散が終わるのは例年5月上旬だが、今年は4月いっぱいを目安としているとのこと。暖冬の影響で花粉の飛散開始・ピークともに早まるため、まだ飛散が始まっていない地域でも、早めの対策がオススメだという。
ウェザーニューズが提供するスマホアプリ「ウェザーニュース」は、花粉をリアルタイムに監視し、飛散開始やピークのタイミング、大量飛散情報をPUSH通知で配信する。また、1時間ごとのピンポイント花粉飛散予報などを提供し、花粉症の人をサポートするとしている。