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ルーターとサテライトがセットだから買ってすぐにメッシュ環境構築

Wi-Fi 6対応ネットギアのメッシュWi-Fi「Orbi」なら家中爆速でネット接続

2020年02月17日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII.jp編集部

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フロアが違ってもサテライトの威力で高速を維持

 どのくらいの速度で接続できるのか、試してみた。使用した機器はマウスコンピューターの「G-Tune P5」で、Wi-Fi 6に対応。約60MBのRAWデータ50枚分、約2.88GBをルーターに有線LAN接続したVAIOの「VAIO S11」と、Wi-Fi接続した「G-Tune P5」間で転送時間を手動計測した。

転送時間の結果。メッシュWi-Fiによるサテライトがあることで、広範囲で高い速度を実現している。

 結果は、ルーター付近と比べて、遠いいほど遅くなるがサテライトがあるとなしでは歴然。ビットレートに換算すると、ルーター付近で約743Mbps、A地点で約640Mbps、B地点で約562bpsとなる。ちなみに、B地点でSpeedtest.netアプリで計測したところ、下のような結果になった。

B地点でサテライトを設置しSpeedtest.netアプリで計測した結果。上りがかなり高速なので、通信環境によっては上下とも爆速になるはず。

 自宅の回線はフレッツ光で、このとき下りが250Mbps程度、上りが700Mbps弱だったので、離れていてもなかなかの数値だと言えよう。また、自宅は軽量鉄骨造りのため、柱や壁の中に金属が入っている。このため離れると電波が届きにくく、B地点ではサテライトを介さないと2.4GHz接続となる場合があり(5GHz帯より2.4GHz帯のほうが遠くへ届くため自動で切り替わる)、かなりの速度低下が見られた。このためメッシュWi-Fiを導入することで、家中で爆速環境を構築できることが証明されたことになる。

 ちなみに、Orbiアプリでは各接続機器とのリンク速度が表示される。G-Tune P5やiPhone 11 Proは最大1201Mbps。VAIO S11やiPhone Xでは最大868Mbpsだった。このリンク速度の差からもWi-Fi 6搭載の機器を持っているなら、早急にWi-Fi 6対応ルーターを導入すべきと言えよう。

Orbiアプリで、接続している機器のリンク速度が確認できる。この速度が高速で通信する決め手となる。

 また、筆者は事務所として1ルームのアパートを借りていて、そこではnuro光(2Gbps)を引いているため、接続してルーターと1mほどの距離にG-Tune P5を設置。Speedtest.netアプリを使い計測したところ、下のような結果になった。

Wi-Fi 6での結果。もちろん時間帯やサーバーの状況によって異なるが、Wi-Fiでこれだけ出れば有線LANにこだわる必要ない。

Orbiアプリでスピードテストをしたルーターの速度結果は、上り下りとも900Mbps超え。回線業者から支給されるルーターのLANが1Gbpsなので、ほぼフルスピードだ。

 このように、RBK852は設定も簡単でマニュアル不要なため初心者でも扱い安く、戸建てなら家中爆速環境を構築できるはず。HOME系のIoTなどが今後も増えてくることを考えても、カバー範囲を広げられ接続できる機器が増えても安心など、導入メリットは多い。お値段は10万円前後ではあるが、筐体もゴツくなく、それでいて8本のアンテナを内蔵しており、どんなインテリアにもマッチするはず。最近のスマホやパソコンはWi-Fi 6対応が主流だし、家族みんなが快適なネット環境でいられるためにも、このぐらい投資してもいいのでは?

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