このページの本文へ

ルーターとサテライトがセットだから買ってすぐにメッシュ環境構築

Wi-Fi 6対応ネットギアのメッシュWi-Fi「Orbi」なら家中爆速でネット接続

2020年02月17日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

スマホのアプリでかんたんに設定

 それでは、実際に設置してみて使い勝手を見ていこう。本製品は、メインとなるルーターとサテライトの2つがセットになっているので、メッシュWi-Fi導入にはもってこいといえよう。

ネットギアの「RBK852」。ルーターとサテライトのセットなので、購入するだけでメッシュWi-Fi環境が手に入る。

 ルーターもサテライトもほぼ外観は変わらない。WANの端子があるかないかの違いだけである。丸みを帯びたちょっとしたインテリアのようなデザインで、サイズは25.4 × 7.1 × 19.1 cmで重量は1.3 kg。WAN端子は2.5 Gbps対応し、LAN端子は1Gbpsが4つ。サテライトは1Gbps のLAN端子が4つのみ備わっている。

ルーターもサテライトも形は同じ。横から見ると厚みはあまりない。

ACアダプターはちょっと大きめ。ただ、2口のコンセント両方を塞ぐことはない。

ルーターの背面にはポートが並んでいる。WANポートは2.5Gpbsに対応。

サテライトの背面のポート。こちらは1GbpsのLANポート4つのみ。サテライトにも豊富なLANポートがあるのはありがたい。

 設定は、スマホのアプリ「Orbi」を利用する。付属の解説書にQRコードがあるので、そこからストアへアクセスするといいだろう。今回は、光回線業者から支給されているルーターへアクセスポイントとして接続した。本製品のルーター機能を使おうとすると、支給されているルーターをブリッジ接続にして、0から設定し直すためかなり面倒。Wi-Fiの機能を使いたいのであれば、アクセスポイントで接続するだけで十分だ。

 アプリを起動すると、まずはユーザー登録が必要で、iPhoneの場合はFaceIDによるログインが可能。続いて、利用するルーターにQRコードが付いているので、それをカメラで読み込むと、あとはイラスト入りで手順が示される。本体の電源を入れ、WANに有線LANケーブルを支給されたルーターと接続。サテライトも電源を入れて、アプリの設定を進めていくと、ネットにきちんと接続されていれば、数分で設定が完了する。ルーターとして利用する場合は、プロバイダーへ接続するための設定が必要となるが、アクセスポイントの場合は、SSIDの設定と管理者用ログインのパスワードを設定するくらい。実にかんたんだ。

スマホのアプリ「Orbi」でルーターにカバーしてあるQRコードを読み込んで電源を入れる。QRコードは底面にも付いている。

サテライトも電源を入れておけば、自動的に検出し設定してくれる。

 アプリからは、ルーターの設定はもちろん、ネットの回線速度の計測や接続している機器の情報、サテライトとの接続状態などが確認できる。設定は実にシンプルで、セキュリティーの設定やSSID、パスワードの変更程度。より高度な設定をしたいときは、パソコンからルーターへアクセスする必要がある。

Orbiアプリのメイン画面。設定はシンプルで細かな設定はできない。

サテライトの接続状況とそれぞれにぶら下がっているデバイスが確認できる。

 ルーターにもサテライトにも本体下部がLEDで光るようになっていて、サテライトを設置する場合は、その色で判断する。青色なら良好接続、オレンジ色だと、もう少しルーターや他のサテライトへ近づけるべき、赤色だと接続されていない、という意味だ。

 サテライトの設置場所は、近すぎず、かと言って離れすぎない位置が最適。筆者宅の場合は、2階にルーターを設置し、サテライトは1階の真下ではなく斜め下あたりに設置した。

自宅の間取り図。サテライトはA地点を計測時はサテライト1の位置に設置。B地点とのときはサテライト2の位置に設置している。

間取り図のサテライト1の位置に置いた写真。ルーターから5、6メートルしか離れていないので、十分な速度を確保できる。

カテゴリートップへ