FAudio Scaleのクラファン大成功、資金調達からマーケティングの場に
イヤホン分野で増える、クラウドファンディング活用
2020年02月03日 13時00分更新
クラウドファンディングはもともと資金力のないスタートアップ企業が開発費を補充する目的で行われるものだが、イヤホンやポータブルオーディオでは、すでに力のあるメーカーが開催する場合も多いので、先行販売的な側面(マーケティング的な側面)が強くなる。
例えば、Scaleは、今春発売予定のイヤホンなので、この機会を逃すと買えなくなるわけではないが、早期の支援により20%や30%の割引価格になる点がメリットだった。この場合、プロジェクトが成立しないといった、支援に伴うリスクが少ないので、支援する側も安心して参加ができる。メーカーにとっては、先行した話題作りができるというメリットもある。
クラウドファンディングは店頭でもオンライン販売でもない、新たなオーディオ製品の入手方法となってきたと言えるかもしれない。
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