デロイト トーマツ グループは1月22日、デロイトフットボールマネーリーグにおいてFCバルセロナが初の首位に輝いたと発表した。
デロイトのスポーツビジネスグループがまとめた、フットボールマネーリーグ(第23版)によると、世界の上位20サッカークラブが2018/19シーズンに上げた収益の総額は史上最高の106億ドルを記録したという。
今回のマネーリーグにおける上位5クラブは、FCバルセロナ(総収益9億5930万ドル)、レアル・マドリード(同8億6400万ドル)、マンチェスター・ユナイテッド(同8億1170万ドル)、バイエルン・ミュンヘン(同7億5310万ドル)、パリ・サンジェルマン(同7億2550万ドル)。これら5クラブの収益合計は、10位から20位の11クラブの収益の合計を上回った。
放映権料は全体の44%を占めており、引き続き最大の収益源になった。同グループによると、大衆の関心を獲得できるかどうかがマネーリーグの上位クラブと下位クラブを分ける要因となるという。このため、UEFA主催大会(とくに、チャンピオンズリーグ)に長期間出場できないと収益に大きな影響を与えるとのこと。
デロイトのスポーツビジネスグループのパートナーを務めるダン・ジョーンズは「サッカー業界の成長スピードは引き続き他のセクターを上回っており、マネーリーグ上位20クラブの収益の合計は、今回初めて単年で100億ドルを上回りました。今回のマネーリーグで注目すべきは、高収益クラブが他のクラブを引き離し、『マネーリーグ内のミニリーグ』ともいうべきものが出現する動きが明確になってきていることです」と述べている。