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PCブラウザからすぐに使えるWebアプリケーション開発/実行環境を提供「WebPerformer Cloud」

キヤノンITS、ローコード開発基盤「Web Performer」クラウド版発売

2020年01月21日 10時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は2020年1月21日、同社が開発するWebアプリケーションの超高速開発(ローコード開発)プラットフォームをクラウドサービスとして提供する「WebPerformer Cloud」を発表した。オンプレミス環境の構築や運用管理の作業なしで、すぐにアプリケーション開発/実行環境を利用できる。1月31日より販売開始。

キヤノンITソリューションズ「WebPerformer Cloud」の機能概要

 これまではオンプレミス製品(サーバーソフトウェア)として提供してきたWeb Performerは、アプリケーション開発者が定義した画面情報やスキーマ情報、業務ロジックに基づき、HTML5対応のWebアプリケーションを自動生成するローコード開発ツール。生成されるアプリケーションはマルチブラウザ/スマートフォンブラウザに対応するほか、テスト自動化機能やクラウドへの展開(デプロイ)自動化機能なども備える。累計導入社数は1176社(2020年1月時点)。

 今回新たに提供を開始するWebPerformer Cloudは、このWeb Performerの開発環境と実行環境をAmazon Web Services(AWS)クラウド上に構築し、サービスとして提供するもの。HTML5ベースのRDP接続ツールであるアシスト「Ericom AccessNow」が組み込まれており、ユーザーはPCブラウザからクラウド上に用意されたWeb Performer環境にアクセスして、すぐに開発作業を始められる。開発したアプリケーションの実行環境へのデプロイも、専用のポータル画面から操作できる。

 この開発環境や実行環境は「AWS Elastic Beanstalk」や「Amazon RDS」といったAmazon Web Services(AWS)のマネージドサービスを用いて構築されており、ユーザー側でのセットアップや運用管理といった作業は不要。さらに実行環境のデータバックアップや監視、障害復旧の自動化など、キヤノンITSによる運用/保守サービスも提供されるため、ユーザーはアプリケーション開発に専念できるとしている。

 また、開発環境には開発したモジュールを管理する構成管理機能も備えており、クラウドを通じた開発環境の共有による複数人でのチーム開発、ニアショア開発にも対応している。開発したアプリケーションは数クリックで実行環境にデプロイすることが可能。加えて、ERPやデータベース、グループウェアなど外部データソースとのデータ連携オプションとして、セゾン情報システムズの「DataSpider」も提供する。引き続き販売されるオンプレミス版Web Performerと組み合わせて利用することもできる。

オンプレミス版Web Performerで開発したアプリケーションをクラウドで実行する(あるいはその逆)といった利用も可能だ

 なおキヤノンITSでは、今後も継続的にWebPerformer Cloudのサービス拡充を進めていく方針。5月末には、アプリケーションの稼働状況や負荷分散を考慮した実行環境のスケールアウト/カスタマイズ機能を追加予定。さらに、開発支援(DevOpsやアジャイル開発、SAP周辺開発、マイグレーションなど)、運用支援(AI活用によるログ解析など)といった付加サービスも、顧客ニーズに応じて個別対応で提供していく。

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