NTTデータ経営研究所は1月6日、日本におけるスポーツビジネスの活性化と、スポーツ関連のIT産業への投資促進を目的に、スポーツテック業界の俯瞰図「Sports-Tech Landscape」2020年版を発表した。2017年に国内初のSports-Tech Landscapeを発表して以降、今回が4年目になる。
2019年版と同様、縦軸にはスポーツビジネスの基本要素「観る」「支える」「する」「創る」をテーマにした。観るは「今までにない観戦体験」「スポーツ観戦をより身近に」などの価値を実現するソリューション。支えるは「個人やチームのパフォーマンスを最大化」「観る人やする人の活動環境を整える」といった価値を実現するソリューション。するは「スポーツをもっと楽しく」「誰でも楽しめるように」という価値を実現するソリューションを選定。創るは「従来の定義を超えたスポーツの創出」を実現するソリューションに着目した。
今回の改訂では、掲載企業を前回から58社増やし、合計223社に及ぶ。この背景には、スポーツ産業の活性化の機運が高まっていることなどが挙げられるという。また、「Ticketing & Operation support」のカテゴリーは「Ticketing」と「Operation support」、「Funding & Matching」のカテゴリーは「Funding」と「Matching」に細分化し、15カテゴリーから17カテゴリーに変更した。NTTデータ経営研究所は今後も、スポーツ×テクノロジーの市場の成長化・成熟化に貢献するとしている。