ダイアログエンハンサーでスポーツ実況も聞きやすい
また、当然ながらテレビ放送の音声もクリアーに楽しめる。4K放送は4Kの高画質はもちろん、音質面でもよく出来た番組が多いが、質の高い音楽やドキュメンタリー番組のその場のリアルな雰囲気までよく伝わる。音の厚みや情報量の豊かさに差を感じた。4K放送はもちろん、質の高いコンテンツをじっくりと楽しむならば、やはりサウンドバーの増設は欠かせないと感じた。
そして、スポーツ番組も臨場感たっぷりでとても楽しい。サウンドモードをムービーにして臨場感たっぷりに聴いたり、サラウンド音声ならばDTS Virtual:Xでよりリアルな音場を楽しめる。そして、注目したいのが「ダイアログエンハンサー」。これは、ニュースやナレーション、映画のセリフのような人の声を明瞭にする機能。スポーツ番組ならば、実況のアナウンスなどがより聴きやすくなるので、湧きたつ観衆の声が入った、試合の生中継などもより一層楽しめる。
実際に試してみると、声がクリアになるだけでなく、芯の通った力強さも出るので、音楽番組などで聴くとボーカルがより魅力的になる。ダイアログエンハンサーは、強/中/弱の3つがあるが、中ならば不自然な強調感もほとんどない。
あまり大きな音を出せない環境ならば、日常的にダイアログエンハンサー:中のままで使っていてもいいくらいだ。この機能は、大きなスポーツイベントのある際には大活躍しそうだ。
1クラス上のステレオ再生能力、テレビと一緒に購入したい
テレビと一緒に買えるリーズナブルな価格ながら、しっかりと音質にこだわったデノンのDHT-S216。サウンドバータイプのスピーカーも各社から発売されているが、大きなポイントである音質の良さについては、1クラス上の実力があると感じた。テレビと組み合わせて使ったときの満足度もかなり高いはず。
テレビを購入する人にはぜひとも一緒に導入することを検討してほしいし、テレビは最近買ったという人にも、音質のグレードアップとしておすすめしたい。音が良くなると、映画や音楽はもちろん、いつものテレビ放送も一段と楽しさが増す。それをよく実感できるはずだ。
(提供:デノン)