「Samsung SSD Forum 2019 Tokyo」レポート

SamsungがPCIe Gen4 SSDを披露、Gen5 SSDにも言及

文●ドリル北村/ASCII編集部

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8K映像の制作には高速ストレージが必須
関西テレビ放送の講演

 関西テレビ放送の講演では、Samsung製SSDを使用した8K映像の制作フローが紹介された。8Kの撮影カメラはピントが浅いため、これまで三脚やフォーカスマンが必要だったが、ビューファインダーの画質向上によりENGスタイル(カメラマンと助手のみ)でも撮影できるカメラが登場したことから、元報道カメラマンの同氏が取材現場で使用する想定で撮影・編集のワークフローを検証した結果を報告した。

関西テレビ放送 放送技術部 技術推進部 専門部長の栗山和久氏

 8Kカメラで記録する専用のSSDパックは非常に高価なため、これまでは編集の事前作業として専用パックからHDDなどにバックアップする作業に非常に時間がかかることが課題だったが、今回、Samsung製SSD(T5)にコピーすることで格段に作業が早くなり、今後、番組制作や災害記録などに8Kカメラを選択することが現実的になってきたことを明かした。

ストレージは2TBと4TBがあり2TBで8K映像を最大40分連続撮影できる。30分の収録映像をSamsung製SSD「T5」にUSB3.0経由で転送すると40分で終わるが、HDDだと転送に半日かかるという

8K映像はビットレートが高いため、編集作業においても高速SSDがないと円滑に再生できない。しかも、テレビ局は60fpsにこだわるため、24fpsや30fpsよりも高スペックな編集マシンが必要となる

編集はSamsungのX5や同じSSDで8TBのRAIDを組んだストレージを使用した。PC内蔵ストレージを使うより、Thunderbolt 3接続のNVMe SSDを使ったほうがアクセスが高速だという

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