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グーグル「Pixel 4」カメラ性能をガチ検証

2019年11月10日 12時00分更新

文● 周防克弥 編集●飯島恵里子/ASCII

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四角い枠の中にカメラが2つ、ストロボ、センサーが備わっている。よくみないとレンズの存在はわからないのであまり目立ちはしないだろう

構えにくいスマートフォンながら手ブレ補正の効果はGood

 では、個人的に一番気になっているのがカメラ機能だ。Pixel 4には2つのカメラが内蔵されている。広角側が35mm換算で約27mm相当、F1.7で約1220万画素、望遠側が43mm相当でF2.4で約1600万画素になっている。両方ともに光学式手ブレ補正と電子式手ブレ補正を備えていて利用時には2つのカメラを意識しないでシームレスにズーム操作が可能になっていて8倍までの超解像ズームが可能だ。

 手ブレ補正の効果は大きく、8倍ズームでの撮影でも不安は感じなかった。一般的なデジカメと違い、スマホなので平たい板を持っているだけで安定して構わえることは難しいのだが、かなりの効果はあると思える。

撮影時の画面。画面にワンタッチするとズームスライダーとHDR効果の調整を行う2つのスライダーが表示される。ハイライト側とシャドー側を個別に操作できるのでHDR効果の強弱を調整できる

 撮影モードは普通のカメラモードの他、夜景モードとポートレートが用意されている。ピンチイン、ピンチアウトの操作でズームは可能だが画面を触るとズームスライダーが表示され任意に動かして倍率を変更することもできる、ダブルタップをすれば即座に2倍、もう一度ダブルタップで広角に戻るのでこっちのほうが手早い操作が可能だ。

カメラの設定はシンプルでJPEGとRAWの同時記録切り替え、自動的に動画も記録してくれるモーション機能、セルフタイマー、フラッシュ、アスペクト比、と基本はフルオートだ

カメラ設定詳細。H.265/HEVC形式での動画記録にも対応している。圧縮率は高いが他の機種では再生できない可能性があるので注意

 任意に設定変更できない部分が多くホワイトバランスもオートのまま、感度設定も任意には設定できない。フルオートのコンデジを使っている感覚に近く、HDR調整機能等はもう少しわかりやすい操作方法が欲しいところだ。しかし手軽に撮れるという意味ではへたに設定できるよりはシンプルなほうが間違いがおきず、安心して撮影が行えるだろう。

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