アマゾンジャパンは11月5日、キューブ型の新製品「Fire TV Cube」をAmazon.co.jpで発売します。価格は1万4980円。
Fire TV Cubeは、自宅のテレビでAmazon Prime VideoやNetflixを楽しめるリモコン型端末「Fire TV Stick」に、スマートスピーカー「Amazon Echo」を付け加えたような製品。
Fire TV Stickのようにテレビに接続して動画を観るのはもちろん、Amazon Echoのように「Alexa、今日の天気は?」や「Alexa、電気をつけて」などと喋りかけるだけで音声操作もできます。
この製品の1世代目は2018年6月21日にアメリカのAmazon.comのみで発売。今回、2世代目が日本に初上陸しました。写真を見て「なんだ、この謎のキューブ型の物体は?」と思った人も少なくないはず。今回はお話を聞いてきたので、簡単にご紹介します。
そもそも、Fire TVシリーズには「Fire TV Stick(4980円)」と「Fire TV Stick 4K(6980円)」がラインナップされていました。今回発売されたFire TV Cubeは1万4980円。Fire TVシリーズでは史上最高額とのこと。
CPUはFire TVシリーズでは初めてヘキサコア(6コア)を採用しており、同シリーズでは最もパワフルとうたいます。4K Ultra HD、Dolby Vision、HDR10+、Dolby Atmosにも対応。
内蔵マイクを8個搭載し、Alexaの聴き取りも向上しました。とはいえ、コンテンツを流していると聞き取りづらいので、テレビやスピーカーの前から30cmほど離すと良いらしいです。
「テレビをつけて」と話しかけると、テレビが起動します。起動まで5秒ほど待つ必要がありますが、これでも以前よりはだいぶ早くなったとか。「Alexa、下にスクロール」や「Alexa、もっと見せて」と話しかけると、ラインナップをさらに確認できます。
コンテンツの再生中にも、音声操作は可能。一時停止したり、最初から再生したりできます。面倒ならば、付属のリモコンを使うと良いかもしれません。
テレビをつけたまま「Alexa、今日の天気は?」と話しかけると、スマートディスプレーのように映像でも天気の詳細を教えてくれます。
設置したカメラの映像をリアルタイムで流すことも可能。玄関の様子、子どもやペッドの部屋を映すのに便利とのこと。
もちろん、テレビを起動していない状態でも、Alexaの音声操作は可能。Fire TV StickとFire TV Stick 4Kでは、Alexaの操作はリモコンのボタンを押す必要があったので、この点は向上したと言えそうです。
Alexaスキルはアップデート可能。Amazon Echoには対応しているものの、Fire TV Cubeには対応していないAlexaスキルもあるので、Amazon Echoのヘビーユーザーはほんの少し困るかもしれません。一方で、Fire TV StickとFire TV Stick 4Kに搭載している機能はすべてカバーしています。
Amazon.co.jpが毎年開催する「Amazon Prime Day(7月)」と「サイバーマンデー(12月)」では、ありとあらゆる製品のなかでも、Fire TV StickとFire TV Stick 4Kが1番人気とのこと。日本初上陸のFire TV Cubeにも注目が集まりそうです。