2019年10月30日22時、IntelのデスクトップPC向け第9世代Coreプロセッサーの最上位「Core i9-9900KS Special Edition」の販売が始まった。実売価格は税込みで6万6000円前後。1000個ロットあたりのアメリカ価格ではCore i9-9900Kよりも25ドル高いものの、同CPUの初出価格と同額での販売となった。
製品サンプルを入手できたので、本稿ではベンチマークをお届けする。しかし、その前にわずかではあるがCore i9-9900Kとパッケージが微妙に異なる点があるので、写真を中心に紹介したい。なお、細かな製品のスペックなどは先日掲載した記事でご参照いただきたい。
さて、ベンチマークだが検証期間の都合上、本稿ではCINEBENCH R20の結果だけお伝えすることをお詫びしたい。詳細な検証はのちほどお届けする予定だ。
結果から言えば、Core i9-9900KSは順当に性能がアップしており、Core i9-9900Kに対してマルチスレッドで約5%増となった。それにより、競合のRyzen 7 3800Xをちょい超えできる性能であることがわかった。