10月15~18日まで幕張メッセにて行なわれた「CEATEC 2019」のバンダイナムコグループブースにて、実際に動く「ザク」を組み立てて『機動戦士ガンダム』の世界観を楽しみながらロボティクスとプログラミングを学習できる体験型STEM教材「ジオニック社公式MS講習コース ZEONIC TECHNICS(ジオニックテクニクス)」などが展示されていた。
STEM(ステム)とは、子どものうちからロボットやIT技術に触れて「自分で学ぶ力を養う」という教育方法。プレミアムバンダイおよび一部家電量販店などで予約が開始されている「ZEONIC TECHNICS Robotics and Programming Course I」は、ロボット本体(組み立てキット)と、組み立てマニュアル(オンライン版)、教本(研修冊子)のセットで、販売価格は9万8890円。
ミニチュアのザクは、全身に17個のサーボモーターを基板「SmarBridge」でコントロール。ジャイロセンサーや対物(距離)センサーを搭載した二足歩行ロボットとなっている。
ミニチュアのザクを組み立てた後は、スマホやタブレットに専用アプリ(iOS・Android対応予定)をインストールし、ベースとなるポーズの作成、モーションの開発を行なう。また、リモートコントロールでロボットをマニュアル操縦する他、プログラミングで自律的に操縦、モビルトレースシステムでロボットをマスタースレーブ方式で直観的に操縦できるという。
また、同ブースでは半円のスクリーンで「機動戦士ガンダム THE ORIGIN -RISING-」の特別映像も視聴できた。視聴できた映像はバンダイナムコ研究所の「BanaDIVE」により、CGと実写映像を融合させたVR映像。
©SOTSU・SUNRISE
VRヘッドセットの場合は、個人でしか見ることができないが、こうした囲うような丸みを帯びたスクリーンでは、複数の人と一緒にVR映像が楽しめる。表示されている映像はVRのため、係員が操作すると、360度いろんな角度の映像が視聴できるとのこと。
また、バンダイナムコ研究所がストックホルムのFurhat Robotics社と共同研究し、アニメやゲームルックの感情豊かな可愛い表現をリアルな世界に持ち込んだときにどう感じるか、その研究の一環とした表情コミュニケーター「ミライ小町」も展示されていた。
この連載の記事
-
第4回
PC
ドコモとKDDIの5Gスマホ、シャープ120型8K液晶をCEATECで体験 -
第3回
PC
QDレーザ新モデル「RETISSA Display II」をCEATECで体験した! -
第2回
PC
CEATEC 2019で5G社会を先取り体験、注目スタートアップから大手の新事業まで -
第1回
PC
バッファローがCEATECにて8×8のWi-Fi 6ルーターや未発表のメッシュWi-Fi中継機などを展示 -
PC
CEATEC 2019レポート(INDEX) - この連載の一覧へ