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⾛⾏中の⾳声認識は?位置ズレは起こさない?到着時刻予測は正しい?

「LINEカーナビ」の気になるところを実車に乗ってチェック!

2019年10月16日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●アスキー編集部

提供: LINE

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 LINEカーナビの短期連載3回目。1回目は開発者のこだわりを伺い、第2回はLINEカーナビアプリをインストールして触ってみた感想を。そして今回は、いよいよ実際にクルマに乗ってLINEカーナビにナビしてもらってみた。

お台場へGO!正確な予想到着時間に感心

 今回は、トヨタ「プリウス」をレンタカーで借りて運転した。LINEカーナビは、SDL対応車載機が搭載されたクルマであれば、車内の画面に映して利用することもできる。使用したスマホは「iPhone11 Pro」で、ダッシュボードに取り付けるアタッチメントは編集部で用意して使用している。

↑LINEカーナビにナビしてもらう。車内に固定するアタッチメントは編集部が用意

 出発地点は、アスキー編集部がある市ヶ谷駅付近。まずはここを"自宅"として設定した。LINEカーナビには自宅と職場を指定でき、「ねぇClova、自宅へナビして」とか「ねぇClova、職場に行きたい」などと話せば、すぐに現在地からのナビをしてくれる。

 設定は「マイプレイス設定」から行なえ、自宅や職場だけでなく、お気に入りの地点も登録可能だ。これまで検索した地点や地図上から任意の場所を指定できる。LINEカーナビを利用するなら、まず設定しておきたい。

 レンタルしたプリウスにはカーナビが備え付けられていたが、今回はLINEカーナビにてナビしてもらう。レンタカーに備え付けのカーナビの場合、乗車後にナビの操作をいちいち確認して利用しなければならないが、LINEカーナビのいいところは、スマホのアプリなのでどんなクルマに乗っても操作は同じな点。しかも音声操作に対応しているので、運転中でも安全に、かつ簡単に操作できるのがメリットだ。

 たとえばクルマに乗ってスマホを設置し、「ねぇClova、お台場のヴィーナスフォートまでナビして」と、この一言で瞬時に目的地の候補を表示。その中から選べばすぐにルート探索してくれる。普段使い慣れていないクルマを利用するときこそ、LINEカーナビの威力が発揮されるのだ。

↑市ヶ谷を出発し、ひとまず秋葉原方面へ

 早速、市ヶ谷の"自宅"を出発して、お台場のヴィーナスフォートへLINEカーナビの指示に従って向かった。出発した時点ではスマホの車載用ホルダーが撮影に向かないタイプのものだったため、急きょ、秋葉原に立ち寄ってお買い物をしてから向かうことに。そんなときでも「ねぇClova、秋葉原駅を経由して」と話せば、秋葉原駅を経由してヴィーナスフォートへ行くルートをナビしてくれる。素晴らしい。

 車内のロードノイズのある環境での音声認識はどうなんだろうと少々懸念していたが、取り越し苦労だった。ほかの音声と被らなければ、きちんと反応して動作してくれた。

 というのも、道中ちょっと困ったことがあったのだ。LINEカーナビを音声で操作をしようとしたタイミングで、備え付けの車載カーナビが、ルートガイドを設定していなくても「左からの合流に注意」とか「学校があります」などと注意喚起してきて、この音声が自分の声と被ってしまい、LINEカーナビが混乱してしまうことが何回かあったのだ。車載カーナビを搭載している車での利用時には、車載カーナビ側の設定を「消音」にしておこう。

 ちなみに、同じトヨタのカーナビエンジンを利用しているため、LINEカーナビにも「合流注意」や「学校があります」などの注意喚起も備わっていた。備え付けのカーナビよりワンテンポ早く通知してくれており、その点ではGPSの精度として備え付けカーナビと遜色ないことが伺える。

 実際のナビでは、自車位置がどの程度正確なのかもチェックしたが、備え付けのカーナビとほぼ同じ位置を示していた。また、都心ではよくあるのだが、高速道路の高架下をずーっと走行するような場所でも大きな誤差もなく、備え付けのカーナビと変わらなかった。

↑走行中、LINEカーナビと備え付けのカーナビとの位置比較。全く遜色なく、マッピングされていた

 備え付けのカーナビには車速を取得して、GPSの精度を補足して自車位置の精度をアップさせている場合もある。LINEカーナビはスマホのGPSを利用しているにもかかわらず、大きな誤差もなく動作しているので、トンネルなどGPSの精度が悪くなりやすい場所での利用も問題ない。

 またナビ中、大きな交差点や高速道路の分岐路では、イラストでのナビ表示になる。特に都会の運転に慣れていない人にとっては、地図だけでは分かりづらい面もあるので、ありがたいだろう。

↑わかりづらい場所はイラストで指示が。このあたりは、通常のカーナビと同様だ

 そうこうしているうちに秋葉原に到着。買い物を終えてから、今度こそヴィーナスフォートへ向かう。この時点で、14:34の到着予定との表示。この日の首都高速は比較的空いていて渋滞もせず、本町入口からスムーズにC1を南下し、レインボーブリッジを渡ってお台場出口へ。ナビもわかりやすく、迷わずにヴィーナスフォートへ到着した。時間はほぼオンタイム。最初に示された時間から2分しか違わなかった。

↑ヴィーナスフォート付近での到着予定は14:36。実は途中写真撮影のため1分ほど路肩に停車していたので、実質1分ほどの違いしかなかった

 ちなみに、レンタカーは筆者が自宅近辺のトヨタレンタカーで借りて市ヶ谷へ向かっている。そのときもLINEカーナビでナビしてもらったが、到着予定時間が1時間8分の行程だったにもかかわらず、やはりほぼオンタイムだったのにはビックリ。LINEカーナビの到着予定時間の正確性がしっかり証明された。

↑予定通りの時刻に目的地に到着。かなり正確

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