「リアルゴールド ドラゴンブースト」
コカ・コーラシステム
10月7日発売
185円(税抜、250ml缶)
https://c.cocacola.co.jp/dragonboost/
東洋素材で差をつけろ
みなさん、エナジードリンクを飲んでますか? どういうときに飲みますか? ヤバいときですよね。仕事でも趣味でもヤバいときに飲んでいる人が多いと思います。でも、それだけじゃあ物足りない。なるべく長い間、力がほしいと感じることもあるでしょう。
コカ・コーラシステムは10月7日から「リアルゴールド ドラゴンブースト」(以下、ドラゴンブースト)を発売します。価格は185円(税抜、250ml缶)。定番のエナジードリンク成分に加え、厳選した6種の東洋素材を配合したとうたいます。
なんでも、コカ・コーラシステムによれば、エナジードリンク市場における主要飲用者層は20~40代男性であり、とくに20代男性層が市場の拡大を牽引してきたとのことです。もっとも、2018年は購入金額ベースで20代男性の伸長率を30~40代男性が上回ったとか。なんとなく「お疲れさまです」と言いたくなります。32歳の筆者、まったく他人事ではありませんが。
さらに調査を進めたところ、30代を境に、体力の衰えを徐々に感じはじめるようになり(ますます他人事じゃなくなってきた)、瞬時に表面的にパワーを引き上げるのではなく、潜在的に、“内側からのパワーと持続”を求めていることも判明したそうな。要するに「長持ちしてほしい」ということでしょう。
そこでドラゴンブーストです。「内側からのパワーと持続力のブースト」をコンセプトとし、定番のエナジー成分であるカフェイン、アルギニン、ビタミンB群、ローヤルゼリーはもちろんのこと、漢方薬局の薬日本堂の協力を仰ぎ、3種の人参(高麗人参、紅参、シベリア人参)、リュウガン、クコ、霊芝といった6種の東洋素材の抽出エキスを配合しています。
「飲みやすい」ことは間違いないが……
さっそく飲んでみましょう。今回はご友人の結婚式に出た際のパックマンのスーツとネクタイがTwitterでめちゃくちゃバズったスピーディー末岡さん、アスキーキッズの担当で仕事に子育てにと忙しい盛田さんにも飲んでもらいました。
末岡さん「漢方みたいな味を想像していたら、ベリー系の味付けがしっかりしているので、飲みやすいね! 変な味じゃないから、エナドリが苦手な人でも大丈夫だと思う。レッドブルやモンスターエナジーシリーズと差別化している点でも、方向性がしっかりしているから評価したい!」
盛田さん「東洋素材というので東洋の神秘的なフレーバーかと思ったらぜんぜんベリー系でした。変な味が大好きなマニアも多いかと思われますが、そういう人は拍子抜けするかもしれません。ディープな雰囲気の中華料理店に入ったらすごく洗練された料理が出てきたみたいな、『お、おう……』感があります」
末岡さんと盛田さんが評しているように、ベリー系の味になっているので飲みやすいです。逆に言うと、「漢方×エナドリなのでヤバそう! ウヒャウヒャ」みたいな気持ちで飲むと、ちょっと違うかもしれない。そういう意味で「効きそう」感は薄いですが、あくまで主観的なものなので。無難な味のエナドリと評することはできましょう。
ところで、アスキーグルメ担当として、ちょっと私見を述べさせていただきます。このドラゴンブーストだけでなく、「健康志向のエナドリ」という商品はほかに例がないわけでもない。
「エナジードリンクはケミカルで、徹夜仕事のときなどに飲む不健康なイメージがある。なので自然派志向の、健康によい素材を使ったドリンク」という理屈はわかります。しかし、不健康なイメージがあるからこそ、エナドリが求められるのではないか?
ケミカルで、不健康だからこそ、「不健康でも作業をやらざるをえない」ときに飲みたくなるんじゃないか。つまり、非日常的な気合を入れたいから、変わった味のケミカルさを求めるのではないでしょうか? 自然派というイメージを訴えすぎると、そのような理由でエナドリがほしい層からは、逆に避けられてしまうのではないか……と考えているわけです。
たとえば、マツモトキヨシホールディングスのプライベートブランド「matsukiyo」で発売されている「EXSTRONG ENERGY DRINK」シリーズが好調だと聞きます。100mlあたり「カフェイン65mg」「アルギニン200mg」という配合量が特徴です。ちなみに、レッドブルは、カフェイン32mg、アルギニンが120mg。
「配合成分が最高クラス」なのが、ケミカルで不健康なイメージのあるエナドリ界隈で、他社製品を差をつけるポイントになっているのですね。こういう「ぶっ飛び」感がエナドリには求められているのではないか、と思うこともしばしば。
というわけで、ドラゴンブーストの「飲みやすさ」が、エナドリの世界で評価されるには、かえって裏目に出るような気もしますが……筆者の予想が外れることを願いたいところです。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。
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