今の時代、映像記録の主役はスマホになった
だからこそ絵作りが重要になる
今、スマホはコンパクトカメラに代わって映像記録の主役になっている。コンパクトカメラの描写はもう超えたんじゃないかと麻倉氏は言う。
麻倉「ソニーの場合、モバイルの中にもテレビの出身者とか、カメラの出身者とか、DIから来た人とか、厚木から来た人とかも結構いるんですね。なので、やはり設計する目が違うと思います。出てきたものに対してダメ出しをする人がいて、ここはそういうはずじゃないと。ここはもっと出てくるはずだと。ここは行き過ぎだみたいなことを言う人もちゃんといて、それがうまくフィードバックして技術をアップグレードしている、そんな設計手法じゃないかな。今回の設計もこれまでとまったく違うと言ってました。これまでは前モデルに対して改良的に画質設計を変えていたんですけど、今度はグッと押し上げたと。だから、何年かに一度ぐらいのブレイクスルーがあったという話をしていましたね」
Xperia 1は最初にMWC19で発表されたときに、「Xperiaを1から」をスローガンに、クリエイターとコンテンツを楽しむ人ためのスマホと、現取締役の岸田光哉氏がプレゼンした。麻倉氏も言うように、ソニーのクリエイティブの結晶が惜しげなく投入された、自分で作品を作りたい人に向けたXperiaと言えるだろう。