アドビシステムズは9月30日、同社ブログにて「業務効率化に関する実態調査」の結果を発表した。中小企業の6割以上が業務デジタル化の重要性を実感しているという。
全国の従業員数300人以下の中小企業を対象とした調査で、経営者・役員(35人)、事務系会社員(130人)など412人の回答を集計したもの。調査では、業務のデジタル化について回答者の6割以上(62.9%)が「重要(極めて重要・重要)」と回答。職業別に見ると、「重要(極めて重要・重要)」の回答が最も多いのは事務に従事している従業員(70.0%)という。
一般的な契約書の署名方法を聞いたところ回答者のおよそ9割(89.8%)が「紙の書類にペン等で署名」と回答し、電子サインソリューションを使用しているという回答は3.9%にとどまっており、中小企業における普及はこれからという結果となっている。
アドビでは、電子サインの活用は業務のデジタル化によるメリットを如実に感じることができるソリューションであり、改ざんの危険性が低いほかアクセス履歴も残しやすく、業務負担軽減に加え、印紙税や契約書を送るための送料や倉庫代などの保管料もかからないなどコスト削減にも繋がるとしている。