中華製激安屈折計を買ってみた
糖度を測るには糖度計が必要だ。昔はン万円はしたものだが、いまならAmazon.co.jpで中華製の屈折式Brix計が安く買える。そのうち、いちばん安いものにした。1000円ちょっとだった。
値段の割には、なかなか立派なケースに入ってくる。当然ながら校正機能もあるし、見え味に不満もない。トウモロコシの糖度を比べるには十分だろう。
この屈折計で測れるBrix値は、20度の溶液に何%のショ糖を含むかを示す。実際には果汁に溶け出した糖分以外の成分も読み取ってしまうので、Brix値と人が感じる甘さはイコールにならないらしい。それでも同じトウモロコシ同士なら成分構成も大きく変わらないはずだから、値の差は甘さの差ということにして話を進めていくので、よろしく。
ゴールドラッシュの当たりは18度超
取り急ぎゴールドラッシュを1ダース買って(10本買ったら、農家のおじさんが2本オマケしてくれた)、糖度計の尖ったところをザクザク差して、あふれてきた果汁を擦りつけるという雑な方法で測ったところ、だいたい16度から17度。中には18度を超えるものもあった。同じ日に収穫されたものでも、それくらいの個体差があるのだ。あ、ちょっと爪が伸びてたすみません。
ちなみに身近な果物ではバナナの糖度がいちばん高くて20度くらい。次いでブドウが17度以上と言われ、1玉1万円はする最高級の夕張メロンでも糖度保証は13度。先ほどちょこっと書いたように、単純に糖度で比較できないとはいえ、1本80円で買えるトウモロコシも、果物の中に入れて違和感がないほど甘いのは間違いない。