9月12日から15日にかけて幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2019では、今年もVR/ARコーナーが設けられており、関連各社が最新VRコンテンツやデバイスを展示している。本記事ではそのなかから展示にHTCのVRデバイス「VIVE」を使用しているブースを厳選し、その注目の展示内容についてご紹介しよう!
最初に訪れておきたいのがアイトラッキング技術を開発、提供しているTobiiのブース。このブースではTobiiのアイトラッキング技術を採用した「VIVE Pro Eye」を実際に体験できる。体験可能なのは技術デモだが、実際に試してみると初回設定がスムーズで、視線の動きを滑らかに認識するのに驚かされる。対応VRコンテンツが増えることに期待したい。
匠ブースで出展されていたのが、歩行動作をVRデバイスに追加する「KAT Walk mini」と「KAT loco」。「KAT Walk mini」はハーネス、安全ベルトで固定する筐体タイプで歩く、座る、走る、かがむ動作が可能。
「KAT loco」は両足と腰にセンサーを装着する小型歩行デバイスで、設置スペースが狭くてもOK。「KAT Walk mini」は約60万円ですでに発売済み。「KAT loco」の発売時期は年内予定で、価格は未定。エントリー向けのVR歩行デバイスとして、できるだけ安価にリリースしてほしいところだ。
「KAT Walk mini」、「KAT loco」と同じく歩行デバイスだが、異なるアプローチで製品化しているのが「Cybershoes」。これは回転する椅子に座って使用するVR歩行デバイスで、サンダルを履くように装着。トラッキングには底面のローラーが使用されている。すでに販売が開始されており、直販サイトから3万2236円で購入可能だ。
一風変わったVRデバイス用スーツを出展していたのがKeio-NUTS CUTE Centerのブース。「VIVE Pro」の前面に熱風と香りを出すブロワー、スーツの首回りには熱風のみを出すブロワーが装備されており、VRコンテンツのストーリー進行に合わせて香りと熱風を出して、よりリアルなVR体験を実現する。
今回の展示では、狐火を見つけ、魔法の消化器で退治する「迷い狐火」というVRコンテンツを体験できるぞ。
最後にご紹介するのは「VIVE Pro」と「VIVEトラッカー」でプレイする異色のリズムゲーム「やまびこ狂言アフロ」。これはプロディジが前進座とコラボして製作したVRコンテンツ。
目の前に現れるアフロ狂言師のセリフと動きを、そっくりそのままトレースするのだが、なかなか難しく、そしてちょっと恥ずかしい。知人と一緒にブースを訪れて、声援を受けながらプレイすることをオススメする。
VR/ARコーナーは前年より狭くなった感があるが、それでも多くの関連メーカーがVRコンテンツ、デバイスを出展している。最新VR事情をチェックするためにも、ぜひ東京ゲームショウ2019のVR/ARコーナーに突撃しよう!
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