ロジクールが9月18日に、Bluetoothワイヤレスマウスの新しいハイエンドモデル「MX MASTER 3」を発表した。発売日は9月26日を予定する。価格はオープンプレイスで、店頭での販売価格は1万3500円前後(税抜)になる見込みだ。
本誌ASCIIは7月下旬に、ロジクールの本社Logitech International(以下 Logitech)がスイス・ローザンヌに構える開発拠点を訪ね、新製品MX MASTER 3がつくられている現場を取材した。本稿ではプロダクトマネージャーであるジョン・クリストフ・エメス氏のコメントと一緒に新製品の詳細な情報をお届けする。
訂正とお詫び:人物の写真とお名前を正しいものに修正しました。(2019年9月21日)
MX MASTERが2年ぶりに刷新
本機は約2年ぶりに発売された現行モデル「MX MASTER 2S」の後継機だ。カラーバリエーションはグラファイト/ミッドグレイ/ブラック(マット仕上げ)の3色を揃える。
サイズは新旧製品を隣り合わせで並べてみると、ほとんど変わっていないが、新しいMX MASTER 3の方がやや細身に見える。スペックの質量は新製品が4gほど重くなった。理由は大幅に改良されたスクロールホイールを搭載したことと深く関わりがありそうだ。
PCのプラットフォームはWindows/macOSのほかLinuxも新たにサポートした。その理由をエメス氏は「プログラマーやエンジニアなど、1日に7~8時間近くPCに向かって仕事に集中するプロフェッショナルのユーザーにMX MASTERシリーズのマウスが広く使われていることがわかったから」と説明している。
マウスの本体に搭載する総ボタン数は現行モデルと同じく、スクロールホイールのチルトを含めて7つある。親指でコントロールするサムホイールとジェスチャーボタンも現行モデルから継承しているが、ボタンのレイアウトを変えて操作感を高めた。
内蔵する充電池はフル充電から最大約70日の連続駆動が可能。充電に使うケーブルがmicroUSBからUSB Type-Cに切り替わって急速充電に対応した。約1分の充電で連続3時間に渡って使える。そして2時間でフルチャージになる。
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