「ハーゲンダッツ デセールバー『ショコラバナナクロッカン』」
ハーゲンダッツ
9月3日発売
295円(税抜)、319円(税込)
https://www.haagen-dazs.co.jp/chocolat_banana_craquante/
Dessert、C'est si bon.
デセール、ご存知ですか。デセール(dessert)は「デザート」という意味のフランス語。ハーゲンダッツから新しく登場する「デセールバー」は、パティスリーのスイーツをモチーフに、ハーゲンダッツでアレンジしたというアイスクリームバーシリーズです。
ハーゲンダッツ ジャパンは、「ハーゲンダッツ デセールバー『ショコラバナナクロッカン』」を9月3日から発売します。価格は295円(税抜)、319円(税込)。
ハーゲンダッツは2018年6月より、バータイプのアイスクリームをさまざまな価値を提案するアイスクリームバーシリーズとして進化させています。これまでにクランチーバー、ジューシーバー、メルティーバーを発売しており、デセールバーは4弾目となる新シリーズ。カタカナを付ければなんでもありじゃないか……という気がしてきましたがスルーします。
ショコラバナナはわかりますが、クロッカン(croquant)とは? 「カリカリした」という意味のフランス語で、ザクザクとしたクッキーや、あめがけしたデニッシュなどの焼き菓子のこと。筆者は新潟県で少年時代を過ごしていましたが、歩くスキー「クロスカントリースキー」を部活でやらされており、「クロカン」と略していたことを思いだしました。
閑話休題。チョコレートアイスクリームとバナナソースを、ザクザクとしたクロッカンクッキーの入ったチョコレートコーティングで包んだバーアイスです。ベルギー産のクーベルチュールチョコレートと、ソテーしたバナナの甘く香ばしい風味、キャラメルパウダーの入ったコーティングに食感が楽しいクロッカンという複層的な味わいが楽しめるとのこと。
構造的にはお祭りの屋台で売っているチョコバナナにレインボースプリンクルをまぶしたものと似ているような気がします。あれって結構な値段なんですけど夜店の雰囲気でついつい買っちゃうんですよね。いやでも冷静に考えるとチョコはアイスだしバナナはソースだしで、あまり似ていませんね。脱線しました。
気の利いたスイーツのような食べごたえがよい
よくできています。外側のクロッカンのパリッとしつつも変に崩れることはない固さや、濃厚なコクがありつつカカオの香りもしっかり残るチョコアイスなど、さすがハーゲンダッツという感じがします。
チョコアイスの中に入っている焦がしバナナソースのねっとりとした食感も、どっしりとしたテイストのチョコによく合います。甘味が強く、しっかりと存在を主張している。この力強い舌触りがあるからこそ、外側のクロッカンのパリパリがほどよくコントラストになるのですね。
味としては濃厚なチョコと甘味のあるバナナ、食感としてはパリパリのクロッカンとしっとりとしたチョコアイスと、一口の中にさまざまなおいしさが感じられるようにできています。どれか一つが抜けていることもなく、バランスがよい。パティスリーのスイーツをモチーフに……というだけあって、たしかに気の利いたスイーツのような、重層的な食べごたえが生まれているのは評価すべきところでしょう。
80mlとやや小ぶりではあるのですが、クオリティーはさすがに高い。ハーゲンダッツが手がけるチョコとバナナのアイスということで悪かろうはずがない組み合わせでしょうが、期待に応えるものを出してきたなと感服します。近年では一番のヒット作かも。おすすめです。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。
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