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4000MB/秒を安定して発揮

Corsair MP600の着脱式ヒートシンクでPCIe4.0 SSDの爆速を体験

2019年08月29日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII編集部

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ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2

 最大アクセス速度をチェックできる「ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2」は、AS SSD Benchmarkと同じ傾向でリード4390MB/秒、ライト3970MB/秒を記録している。

「ATTO Disk Benchmark」の結果

PCMark 10

 パフォーマンスチェックの最後は、写真編集、ゲーム、オフィス用途などでのストレージパフォーマンスを計測する「PCMark 10」の「Storage」テストだ。テスト内容は4000MB/秒オーバーのアクセス速度が活きてくるテスト内容ではないため、総合スコアーは、ほかのSSDと同じく、5000スコアーに留まっている。

「PCMark 10」の「Storage」テストの結果

ヒートシンクの冷却の能力を試す

 続いては「Force MP600」が標準搭載している大型ヒートシンクの冷却性能を見ていこう。

 テストは「CrystalDiskMark 6.0.2」のシーケンシャル(seq)をデータサイズ32GiB、テスト回数9回で3セット連続実行した際の温度を「HWiNFO 64」で記録している。

標準ヒートシンク時の温度。縦軸が温度(℃)で横軸が経過時間(秒)

 テスト2セット目のライト時に、警告温度域の70度に達し、3セット目終了時で最高温度は77度になった。エアフローの少ないバラック状態で、この温度なのでフロントなどからのエアフローがあるPCケースに収めた状態なら、サーマルスロットリングの心配不要で運用できるだろう。

 また、デフォルトヒートシンクを外して、ASUS「ROG Crosshair VIII Formula」に備わっているヒートシンクを使用した際も、同じテスト条件で計測した。

ASUS「ROG Crosshair VIII Formula」は、2枚のM.2 SSDをまとめて冷却する大型ヒートシンクを装備している

 マザーボード搭載ヒートシンクの冷却性能は製品で異なるので、参考程度だがASUSマザーボード搭載時は、ヒートシンク面積が2倍近いだけあって、3セット目終了時の温度は59度になった。

マザーボード搭載ヒートシンクの温度。縦軸が温度(℃)で横軸が経過時間(秒)

汎用性の高いCorsair「Force MP600」はねらい目

 第3世代Ryzen&X570マザーボードで組む際に、積極的にねらっていきたいPCIe4.0対応NVMe SSD。今回試したCorsair「Force MP600」も、4000MB/秒台のアクセス速度を安定して発揮。さらに標準装備のヒートシンクも優秀なうえ、ヒートシンクを外しても基本の保証は受けられると、パフォーマンス面もサポート面もおすすめと言える。

マザーボードを選ばずにPCIe4.0 SSDの爆速を体験できるCorsair「Force MP600」はねらい目だ

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