ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2
最大アクセス速度をチェックできる「ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2」は、AS SSD Benchmarkと同じ傾向でリード4390MB/秒、ライト3970MB/秒を記録している。
PCMark 10
パフォーマンスチェックの最後は、写真編集、ゲーム、オフィス用途などでのストレージパフォーマンスを計測する「PCMark 10」の「Storage」テストだ。テスト内容は4000MB/秒オーバーのアクセス速度が活きてくるテスト内容ではないため、総合スコアーは、ほかのSSDと同じく、5000スコアーに留まっている。
ヒートシンクの冷却の能力を試す
続いては「Force MP600」が標準搭載している大型ヒートシンクの冷却性能を見ていこう。
テストは「CrystalDiskMark 6.0.2」のシーケンシャル(seq)をデータサイズ32GiB、テスト回数9回で3セット連続実行した際の温度を「HWiNFO 64」で記録している。
標準ヒートシンク時の温度。縦軸が温度(℃)で横軸が経過時間(秒)
テスト2セット目のライト時に、警告温度域の70度に達し、3セット目終了時で最高温度は77度になった。エアフローの少ないバラック状態で、この温度なのでフロントなどからのエアフローがあるPCケースに収めた状態なら、サーマルスロットリングの心配不要で運用できるだろう。
また、デフォルトヒートシンクを外して、ASUS「ROG Crosshair VIII Formula」に備わっているヒートシンクを使用した際も、同じテスト条件で計測した。
マザーボード搭載ヒートシンクの冷却性能は製品で異なるので、参考程度だがASUSマザーボード搭載時は、ヒートシンク面積が2倍近いだけあって、3セット目終了時の温度は59度になった。
マザーボード搭載ヒートシンクの温度。縦軸が温度(℃)で横軸が経過時間(秒)
汎用性の高いCorsair「Force MP600」はねらい目
第3世代Ryzen&X570マザーボードで組む際に、積極的にねらっていきたいPCIe4.0対応NVMe SSD。今回試したCorsair「Force MP600」も、4000MB/秒台のアクセス速度を安定して発揮。さらに標準装備のヒートシンクも優秀なうえ、ヒートシンクを外しても基本の保証は受けられると、パフォーマンス面もサポート面もおすすめと言える。












