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名物「天然塩ラーメン」のスープがすごかった:

キンレイとコラボ 関西人気ラーメン店「塩元帥」を味わう

2019年08月30日 10時00分更新

文● モーダル小嶋/ASCII

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醤油ラーメンも高い完成度!
サイドメニューは「焼き飯」がとくにオススメ

「醤油ラーメン」。実にシンプルな佇まい

 塩元帥は、塩ラーメンだけではありません。「醤油ラーメン」(760円)も魅力的です。塩元帥の創成期は醤油ラーメンがメインだったとのことで、思いつきではじめました……というわけではまったくありません。

まさに「醤油」の味がするスープがポイント

 これが、また、感嘆するレベル。和歌山の「湯浅醤油」をぜいたくに使ったというだけあって、滋味豊かなダシの中で、醤油のはなやかな香ばしさと、ほのかな甘味が感じられる。醤油本来の香り、風味を存分に活かした一杯になっています。奇をてらうことなく、主役の醤油で食べた者の心をつかむ、無化調と手づくりにこだわる塩元帥“らしい”醤油ラーメンだといえましょう。

カツオと醤油のインパクトに包まれると、麺の強いコシと小麦の香りも、塩ラーメンとは違った表情を見せます。食べ比べもたのしいでしょう

 なるほど、ラーメンがすごいのはわかった。では、サイドメニューでもオススメはあるでしょうか、と聞いたところ、自信を持ってすすめられたのが「焼き飯」(580円)です。

焼き飯。見た目はとてもシンプル

 味付けに醤油ラーメンのタレを使っているとはいうものの、チャーシュー、卵、ネギを使った、“よくある”焼き飯に見えます。しかし、食べてみると、おやっ、と思うはず。実に、しっとりとしています。

 そう、塩元帥の焼き飯は、パラパラではありません。「米一粒までしっかり焼く」というこだわりの作り方が生んだのは、意外にもしっとりとした食感なのだそう。

 食べ進めていくと、油っぽさではなく、醤油ダレの味があとからグッと際立ちます。ラーメンとあわせて口に入れても負けない、アツアツの食べごたえがうれしい。なるほど、米粒をパラパラに仕上げたのでは、この醤油味の力強さは出てこないでしょう。「ラーメンだけではなくて、焼き飯を食べに来るお客様もいらっしゃいます」というのも納得です。

パラパラではなく、しっとりとお米がくっついている。もちろん、生焼けなところはありません

 ちなみに塩元帥は半年に一度「焼き飯大会」があり、社内で焼き飯のクオリティーを競い合うイベントを開催しているそうです。西中島塩元帥の店長である太原さんは焼き飯大会で準優勝の実績があるそうで、レベルの高い味なのもうなずけました。

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