Core i7-8550U、8GBメモリー、256GB SSDを搭載

趣味と仕事の効率を上げる高性能15.6型ノートPC「dynabook AZ55」

Dynabookが販売した2018年夏モデル「dynabook AZ55/G」

　Dynabookの「dynabook AZ55/G」は、2018年夏モデルとして販売された15.6型ノートパソコンだ。試用機のスペックはCore i7-8550U、8GBメモリー、256GB SSDなどを搭載し、文書作成やウェブブラウジングなど一般的な作業に適した性能を持っている。我が家の1台、マイデスクの1台にあったらいいと思えるような魅力が詰まったモデルといえる。

　Dynabook Directでは、同シリーズの2019年春モデル「dynabook AZ55/M」が販売中だ。こちらはdynabook AZ55/Gと同じ外観のほか、Core i7-8550U、8GBメモリーを搭載し、ストレージは256GB SSD、512GB SSD、1TB HDDから選択可能となっている。購入の際はコチラをチェックしてほしい。

　前回は使い勝手を取り上げたが、今回はベンチマークテストを実施してdynabook AZ55/Gの実力をチェックする。

dynabook AZ55/Gのポイント

・一般的な作業には十分すぎる性能が魅力的
・設定を変更すればライトな3Dゲームはプレー可能
・趣味や仕事の1台に最適なスタンダードノートパソコン

一般的な作業には十分すぎる性能が魅力的
軽めの写真編集なども可能

「PCMark 10」の結果

　まずはマシンの総合的なパフォーマンスをチェックすべく、「PCMark 10」を実行。総合スコアは3538で、マシンの基本性能を示す「Essentials」のスコアは7222、ビジネスアプリの性能を示す「Productivity」は5996、クリエイティブ系アプリの性能を示す「Digital Content Creation」は2777という結果となった。

　Officeソフトの使用やメール作成、ウェブブラウジングなど趣味と仕事で扱う一般的作業については快適だが、重めの動画編集や3Dツールなどのクリエイティブ系ソフトなどは厳しいかもしれない。これはGPUにCPU内蔵グラフィックスを採用しているため。ただ、しっかり8GBメモリーを搭載しているので、軽めであれば写真編集はサクサクできるだろう。

「Fire Strike」の結果

「Sky Diver」の結果

「Time Spy」の結果

　dynabook AZ55/Gのグラフィックス性能がどれぐらいのものかをチェックするため、「3DMark」で検証してみた。検証した結果、「Fire Strike」は951、「Sky Diver」は3986、「Time Spy」は372となった。高負荷のゲームが厳しいだろうが、Sky Diverはそれなりのスコアなので、負荷の軽いゲームやブラウザーゲームなどはプレーできそうだ。

「CINEBENCH R20」の結果

　続いて、「CINEBENCH R20」を使ってCPUのパフォーマンスをチェック。CINEBENCH R20は、CGのレンダリング性能から独自のスコアを算出するソフトで、CPUの性能を計測してくれる。結果、CPUのスコアは1151pts、CPU（Single Core）は386ptsとなった。dynabook AZ55/Gに搭載されているCore i7-8550Uは、省電力向けのCPUではあるものの、4コア／8スレッドあるので、一般的な作業であればCPUのパワーで困ることはほとんどない。

「CrystalDiskMark」の結果

　試用機には、SATA接続対応の256GB SSDが搭載されている。そこで今度はSSDのストレージ速度をチェックするため、「CrystalDiskMark」を使ってみた。シーケンシャルリードは約546.9MB／秒となり、スムーズなデータ転送が可能だ。これといったこだわりがなければ256GB SSD搭載モデルで十分だが、もし保存容量が気になるようであれば、dynabook AZ55/Mの512GB SSD搭載モデルか1TB HDDの搭載モデルを購入するといった選択も考えられるだろう。