羽田エクセルホテル東急に
フライトシミュレーター付き客室が登場
羽田空港直結の羽田エクセルホテル東急は、7月から室内に飛行機のシミュレーターを設置したスペシャルな客室「スーペリアコックピットルーム」を開設した。このフライトシミュレーターはPCで遊べるような製品とは異なり、パイロットがトレーニングに使用するガチの機材。「ボーイング 737-800型機」を模したシミュレーターはとにかく巨大で、客室内で異様な存在感を放っている。
羽田エクセルホテル東急は7月18日から、スーペリアコックピットルームを使った2つのプランの提供を開始した。ひとつ目のプランは「フライトシミュレーター体験プラン」だ。これは宿泊ではなく、90分間元機長やインストラクターの指導の元、フライトシミュレーターで羽田空港~伊丹空港を運行できる。幼いころ飛行機パイロットに憧れていた人間にとって、夢のようなプランだろう。
プロ用機材のフライトシミュレーターはスイッチや計器だらけで素人には使いこなせなさそうだが、プロが丁寧に教えてくれるので安心。料金は税抜3万円で、申し込みは公式サイトから。
2つ目のプランは「フライトシミュレーター雰囲気体験プラン」。こちらはフライトシミュレーターの操作ではなく、この部屋に宿泊できるユニークなサービス。宿泊中はフライトシミュレーターの画面に羽田空港から飛行機が飛び立ち、上空を旋回して着陸するまでの映像が自動的に流れる。
ボタンひとつで日中と夜間を選べるのがうれしい。フライトシミュレーターの映像とは言え、パイロットのトレーニングに使用されている機材なので迫力満点だ。部屋のタイプはツインベッドルームで、1室の料金は税抜2万3426円(料金は変動制)から。
内覧会に登場した羽田エクセルホテル東急の総支配人、貴崎清孝氏は「2020年3月に第2ターミナルが一部国際線化する。今後は当ホテルを国内のみならず世界にどうやって周知させるかが課題」とコメント。飛行機が好きな人は、宿泊したら楽しい1日を過ごせること間違いナシ。たった1部屋しかないスペシャルルームなので競争率は高いが、飛行機ファンはぜひ宿泊してほしい。