「New Inspiron 15 3000 スタンダードプラス」の外観や使い勝手をチェック
DVD鑑賞から文書作成まで幅広く使えておトクな5万円台15.6型ノートPC (2/2)
2019年08月02日 09時00分更新
DVD鑑賞やデータ保存に便利な光学ドライブを内蔵
最近のノートパソコンとしては珍しく、本製品には光学ドライブが内蔵されている。トレイタイプのDVDドライブ(DVD±RW/CD-RW)で、DVDビデオの鑑賞や光メディアへのデータ保存などに活用することが可能だ。
ディスプレーは15.6型、HD解像度(1366×768ドット)のアンチグレア(非光沢)TNパネルを採用している。そのため、視野角は上級機に搭載されることの多いIPSパネルに比べると狭め。実際に上から覗き込むようにして見ると画面全体が白っぽく、表示が見えづらくなる。
もっとも、左右に関してはかなり角度がついても(たとえば真横に近い角度から見ても)、極端に色や明るさが変わることはない。そのため、通常の使い方なら視野角の狭さが気になることは少なそうだ。
このほか、コントラスト比が400:1、応答時間が最大25ミリ秒となっている。いずれも上級機やゲーミングノートなどが搭載するディスプレーに比べると物足りない部分はあるが、ウェブやメール、ビジネス文書の作成などの一般的な用途には十分な性能ではある。動画なども暗いシーンで若干黒浮きが気になるものの、アンチグレアということもあって映り込みがなく見やすい点には好感を抱いた。
New Inspiron 15 3000のキーボードはキーピッチが横約19.05mm、縦約18.05mmと余裕があり、タッチタイプはしやすい方だ。キーストロークは浅めだが、しっかりとクリック感があるためタイプミスも起きにくかった。
タッチパッドはボタン一体型で操作スペースが広いため、ジェスチャーなどがしやすいのが特徴。カーソルの追随性やクリックボタンの反応などもよく、細かい操作がしやすいのは好印象だ。
New Inspiron 15 3000のインターフェースは、本体左側面に電源入力端子、HDMI端子、有線LAN端子、USB 3.1(Gen1)×2基、ヘッドフォン/マイクロフォン オーディオ ジャックが、右側面にSDカードリーダー、USB 2.0×1基、光学ドライブ、セキュリティケーブルスロットが搭載されている。最近のノートパソコンでは省かれがちなポートやドライブまでしっかり搭載しており、これ1台あれば別途アダプターなど買い足さなくても一通りのことができるのは評価できるポイントだ。
洗練されたデザインのボディーに充実した性能を搭載したデルの「New Inspiron 15 3000。今回は、外観や使い勝手を中心に紹介したが、次回はパフォーマンスをチェックしていこう。
試用機のスペック | |
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製品名 | New Inspiron 15 3000 スタンダードプラス |
CPU | AMD Ryzen 3 2300U(2.0GHz/最大3.4GHz、4コア4スレッド) |
グラフィックス | Radeon Vega 6 |
メモリー | 4GB(DDR4、2666MHz) |
ストレージ | 128GB SSD(M.2、PCIe、NVMe) |
光学ドライブ | Tray load DVDドライブ(DVD±RW/CD-RW) |
ディスプレー | 15.6型ワイド(1366×768ドット) |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | USB 3.1(Gen1)×2、USB 2.0、HDMI端子、有線LAN端子、ヘッドフォン/マイクロフォン オーディオ ジャック、SDカードリーダー、ウェッジシェイプ ロック スロット |
サイズ/重量 | およそ幅380×奥行258×高さ22.7mm/約2.18kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |