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業界人の《ことば》から 第353回

日本マイクロソフトが異例の週休3日制導入をした狙いとは

2019年07月26日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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3日の休みを支援する策

 さらに、ワークライフチョイス推進を実践するための支援策として、2019年7~9月の期間、「ワークライフチョイス社員支援プログラム」を実施。「週3日間の休日を、だらっと休むのではなく、目的意識を持って過ごしてもらいたい。そのための支援策を用意した」とする。

 ワークライフチョイス社員支援プログラムでは、自己成長と学びの視点から取り組む「For Work」、私生活やファミリーケアの視点で取り組む「For Life」、社会参加や地域貢献の視点で取り組む「For Society」で構成する。

 For Workでは、自己啓発関連費用サポートとして、期間中に実施した自己啓発に関わる費用を補助。各種講座の入会金や授業料、試験受験料などが対象になる。また、異文化異業種の他企業に赴き、職場体験/学習する異文化異業種職場体験プログラムを実施。異業種の現場の人たちとの意見交換やグループディスカッション、 製造工程や設備点検など現場の業務見学などをする。

 For Lifeでは、わくわくライフ関連費用サポートとして、国内旅行費用やスポーツ施設利用料、レジャー費用など、期間中に行った家族旅行やレジャーに関わる費用の補助するほか、社員から、期間中の家族との過ごし方についてアイデアを募集する「ファミリーケア アイディア コンテスト」を実施。審査の上、評価されたアイデアには提案に応じた支援をするという。

 またFor Societyでは、期間中に活動した社会貢献に関わる費用を補助する社会貢献活動費用サポートを用意。ボランティア活動費や交通費、宿泊費などが対象になる。そのほか、社会貢献活動マッチングプログラムでは、障碍がある児童生徒向けのプログラミング研修や教職員向けプログラミングワークショップにくわえて、高齢者向けタブレット研修などの社会貢献活動に社員が参加するためのマッチングも実施するという。

 なお、「ワークライフチョイス社員支援プログラム」で補助する費用は最大10万円となる。

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