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最新PCゲームチェッカー 第9回

すべてのプレーがプレーヤーの成長と街の発展に繋がる

「ディビジョン2」の魅力をおさらい、RPG要素が奥深く遊びやすい!

2019年08月07日 17時00分更新

文● 目白黒 編集●市川/ASCII

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ユービーアイソフトのシューティングRPG「ディビジョン2」

 ユービーアイソフトによるシューティングRPG「ディビジョン2」。基本は三人称視点のシューターだが、ゲーム進行はRPGの形態を取ることで、シューティングジャンルが苦手、あるいは初心者という人にとってもプレーしやすいタイトルに仕上がっている。幅広い層にフィットする本作の魅力の中でも、その中心となるシステムやゲームの流れをお伝えしていきたい。

アクションRPGに近い遊びやすさが魅力!

 ディビジョン2の魅力は、なんといってもその遊びやすさにある。まず、戦況をより大きく左右するのは武器の性能であるということ。基本は銃撃を中心としたシューターだが、本作はフィールドを探索したり敵を倒したりして、より性能の高い銃や装備を入手することができる。より強い武器を手に入れることで、敵をどんどん倒しやすくなる仕組みになっている。

戦闘で重要なのはシューティング技術よりも武器の性能。なのでじっくり取り組むほどどんどん有利に立ち回れる

 シューターと聞くと、反射神経や狙いの正確性が求められるようなイメージもある。もちろんそうした要素も大きいのだが、ディビジョン2ではじっくりとレベルを上げることで、敵との戦闘難易度を下げられる。手触りとしては、シューターを中心としたアクションRPGと表現した方が近いかもしれない。

プレーヤーのレベルが上がると、使える武器のレベルも上がっていく。当然、レベルが高いほど戦闘は楽になる

バラエティー豊かなミッションでレベルアップ!

 そのレベル上げを支えるのがバラエティー豊かなミッションの数々だ。実際のワシントンD.C.の街並みを1:1スケールで再現したというマップには、メインミッションやサブミッション、そのほかにもさまざまなイベントが「アクティビティ」という形で散りばめられている。

 たとえばメインミッションは、作戦基地があるホワイトハウスを中心に、無法地帯となったワシントンD.C.の秩序を徐々に取り戻していくストーリーが展開される。場所は地下駐車場や宇宙センターなどさまざまで、大抵のミッションの最後にはボスが待ち受けている。ボスは強力だが、その分獲得できる経験値も豊富な印象だ。

ディビジョンエージェントの作戦基地となるホワイトハウス。最初に訪れた時、観光気分で内部をかなりじっくり見回ってしまった

アクティビティは最初赤色で表示されており、クリアすると味方の拠点を示す緑に変わる。じわじわと“平和地帯”を広げていく実感を得られる

 そのほか、住人の困りごとを解決するのがサブミッション。メインミッションほどの規模はないが、ボスがいるなどしっかり遊べる内容となっている。また、アクティビティは、敵組織がプロパガンダ放送をしていたり、拠点を占拠していたり、どちらかというと「街なかで起きている事件を解決するイベント」といった感じだ。

 これらアクティビティで面白いのは、フレアガンを発射して、周辺でパトロールしている複数の味方NPCを呼べるということ。到着までには多少時間がかかるが、到着すれば敵を囲むように攻撃でき、ソロプレー時でも大きな戦力となってくれる。

敵の思惑を阻止するため裏工作をすることも。街中で陰に陽に暗躍するのがエージェントの仕事だ

すべてのプレーがプレーヤーの成長と街の発展に繋がるシステム

お役立ちアイテムは街中に落ちている。これらを集めるのも大事な仕事

 ほかにも、街には武器のクラフトに使えるアイテムや、プレーヤーのスキルアップに必要な「SHDテックキャッシュ」などが各地に置かれていて、街を動き回るだけでもかなりいろいろなものが見つかる。

プレーを続けていればコミュニティが発展することもある。発展の条件を狙ってプレーする、というのももちろんいいだろう

 また、ミッションのクリアやアイテムの収集を続けていくと、住民が多く生活する「コミュニティ」の設備がどんどん豊かになっていく。

 数多くあるミッションをこなしていけば、自然とレベルは上がり、街はだんだんと秩序を取り戻し、コミュニティは豊かに発展していく。どんなに小さなアクティビティでもプレーヤーの成長とワシントンD.C.の平和に貢献するような仕組みとなっているので、無駄なプレーというのがほとんどないのもいい点だ。

 また実際の戦闘では、プレーヤーの好みに合わせてさまざまな戦略が取れる。その重要な要素が「スキル」なのだが、こちらについては次回の記事で紹介していきたい。

Year1無料コンテンツも配信中

 なお、Year1無料コンテンツであるエピソード1「D.C.郊外:エクスペディション」も配信中。7月23日よりYear1 Pass保持者向けに先行で配信されていたが、7月30日からすべてのプレーヤーがプレー可能になっている。エピソード1では、新たな2つの新たなミッションに挑戦できる。また、新たなエクスペディションも8月1日からすべてのプレーヤーが遊べるようになっているので、まだまだ進化するディビジョン2の世界に飛び込んでみてはいかがだろうか。

作品概要

・タイトル:ディビジョン2
・ジャンル:シューティングRPG
・開発/販売:ユービーアイソフト
・プレー人数:1~12人まで
・プラットフォーム:PlayStation 4、Xbox One、PC
・CERO:D指定

「LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2」

 今回は、PC版をユニットコムのゲーミングブランド「LEVEL∞」のディビジョン2推奨パソコン「LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2」でプレーした。主なスペックは、Ryzen 5 2600、GeForce RTX 2070、16GBメモリー、240GB SSD、1TB HDDで、価格は18万338円(5月9日現在)。本機では、グラフィックのプリセットをウルトラに設定しても、平均fpsは91と快適にプレーできる。最高のグラフィックスで、ディビジョン2を存分に楽しもう。PC版のシステム要件は、以下のとおり。

ディビジョン2 スペック
- 最低スペック(1080p/30fps) 推奨スペック(1080p/60fps) 高スペック(1440p/60fps) 最高スペック(4K/60fps)
OS Windows 7/8/10(64bit)
CPU AMD FX-6350/Core i5-2500K AMD Ryzen 5 1500K/Core i7-4790 AMD Ryzen 7 1700/Core i7-6700K AMD Ryzen 7 2700K/Core i9-7900K
RAM 8GB 16GB
グラフィックス AMD Radeon R9 270/GeForce GTX 670 AMD RX 480/GeForce GTX 970 AMD RX Vega 56/GeForce GTX 1070 AMD Radeon VII/GeForce RTX 2080 Ti
VRAM 2GB 4GB 8GB 11GB
DirectX DirectX 11/12

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