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ディビジョン2はもちろん快適! フルHD環境下ならAAA級タイトルも問題なし

Ryzen 5でコストを抑えつつパワフル性能「ディビジョン2」推奨PC

2019年07月04日 09時00分更新

文● 林佑樹(@necamax)編集●八尋/ASCII

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「LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2」

 ユニットコムが販売する「LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2」は、Ryzen 5 2600とGeForce RTX 2070を搭載する「ディビジョン2」推奨ゲーミングパソコンだ。RTX 20シリーズを搭載しながらRyzen 5を採用することで、18万338円からと20万円以下で購入できるのも魅力となっている。

 前回は外観を中心にチェックした。パソコンケースは、同社のゲーミングブランド「LEVEL∞」のスタンダードなデザインのものであり、設置でつまずく要素は少ない。またカスタマイズにも対応しているため、予算に合わせた構成を選びやすいのも特徴だ。今回は性能についてチェックする。LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2は、ディビジョン2推奨パソコンなだけに、ゲーミングシーンでの実効性能が気になるところだ。

フルHD環境下なら最高設定でも快適ゲームプレー可能
4Kは設定次第

 LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2の標準構成は、Ryzen 5 2600、GeForce RTX 2070(8GB GDDR6)、DDR4-2666 8GB×2、SSD 240GB(SATA)、HDD 1TBとなっている。ややCPU性能をおさえつつ、GPUとストレージに重心を置いた構成といったところだ。

エアフローもスタンダード。ゲーム中にやや騒音が気になる人がいるかもしれないが、ヘッドフォンをしていれば気にならないハズ

 では、ベンチマークを見ていこう。ベンチマークは、「3DMark v2.8.6578」「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマーク Version 1.2」「CINEBENCH R20」に加え、ディビジョン2のベンチマークモードを実行した。グラフィックドライバーバージョンは430.86となる。

 3DMarkからチェックしてみたところ、CPU側がボトルネックになっている様子はなかった。これは後述するCINEBENCH R20のスコアからも分かるとおり、十分なスコアとなっている。ただし、ゲームオンリーを重視している傾向があるため、OBSなどとの併用時はゲーム側の設定を少し下げるなどの対応は必要になるだろう。

Time Spyの結果

3DMarkの結果

CINEBENCH R20の結果

 ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマークは最高品質を基準として、フルHDと4Kで実行した。4K環境下でも「とても快適」の結果になったが、平均フレームレートは60fpsを切っており、設定をある程度下げることで4K環境下でも快適なプレーを楽しめるだろう。フルHDについてはとくに触れる点がないほど、良好なスコアである。

最高品質/1920×1080ドット/フルスクリーン

最高品質/3840×2160ドット/フルスクリーン

 FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークは、フルHD環境下では快適なのだが、4Kになるとフレームレートを妥協するほかない。FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークの重さからすると、他のAAA級タイトルでも同様で、フルHDであれば快適にプレーできるだろう。

高品質/3840×2160ドット/フルスクリーン

標準品質/3840×2160ドット/フルスクリーン

カスタム/3840×2160ドット/フルスクリーン、高品質設定のまま、DSLLをオンにした

 ディビジョン2は、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークと似た負荷傾向であるため、4Kで楽しもうとすると設定を下げていく必要がある。そのため、本稿ではフルHDをベースにテストしてみた。設定はウルトラプリセットとカスタム。カスタムでは、各種設定を最高にした。

ウルトラプリセット

カスタムプリセット。設定をすべて最高にした状態

 推奨PCであるため、スコアは申し分なく、何も考えずにウルトラプリセットを選んでOKだ。またカスタムにした場合のスコア低下もそれほどないため、ややフレームレートのブレは増えるが、その点を許せるのであれば何もかも最高設定で遊ぶことが可能だ。

ストレージのカスタマイズ豊富

 なお、BTOカスタマイズではRyzen 5 2600Xも選択可能となっているが、あまり変更する理由はない。またゲームオンリーが前提的で、前述したとおりOBSなどによるソフトウェアエンコードでの配信にはあまり向かない。ただGeForce RTX 2070を搭載しており、GeForce Experienceの録画・配信機能を利用できるので、簡易的な配信であれば問題はないだろう。GPUは変更不可となっているが、ストレージ構成は柔軟。システム用にSSDとなっているが、これをNVMe変更したり、HDDの容量を変更したりできる。最近では20~50GBを必要とするタイトルが増えているため、Read性能から3基目のストレージとしてSSDを選んでおくのもアリだ。

試用機 スペック表
機種名 LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2
CPU Ryzen 5 2600
グラフィックス GeForce RTX 2070 8GB GDDR6
チップセット AMD X470(ASUS X470-PRO)
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 1TB HDD+240GB SSD
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
インターフェース PS/2コネクタ(キーボード/マウス兼用)×1、アナログ8chサウンド(ライン出力×1/ライン入力×1/マイク入力×1/センター・サブ出力×1/リア出力×1)、S/PDIF出力(角型)×1、USB 3.1×2(背面×2) 、USB 3.0×6(上面×1/背面×5)、USB Type-C×1(背面×1)、USB 2.0×2(上面×2)、LANポート(1000BASE-T)×1、HDMI×1、DisplayPort×1
電源 700W(80PLUS BRONZE)
サイズ およそ幅190×奥行477×高さ432mm(最大突起物除く)
OS Windows 10 Home(64bit)

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