チープに見えかねないところを“味”だと思えるか
プラスチック製の本体はややチープです。もともと、使い捨ての腕時計が基になっているわけですから、高級なたたずまいがあるわけではない。ナイロンのベルトの質感もあいまって、不満を感じる人はいるかもしれません。
タイメックスの時計に共通する特徴ですが、針音はやや大きいです。気になる人は気になるかもしれません。このあたりも、ちょっと高級感がないと受け止める人もいそうです。
一方で、シンブルで見やすい文字盤などにあふれる機能美と、ミリタリーの雰囲気を色濃く残しつつゴツすぎない雰囲気は、ほかに得がたいものがあります。1万円を切る価格も魅力的でしょう。
オリジナルキャンパーの路線で、より強いインパクトがある腕時計がほしいなら、「MK1」(直販価格1万5120円)はどうでしょう。オリジナルキャンパーをもとにしたデザインのまま、ケース素材をアルミニウムに変更、ケース幅を40mmへ拡大。タイメックスの代名詞ともいえるインディグロ ナイトライト(リュウズを押すと文字盤の全体が光る)も搭載しています。
オリジナルキャンパーは、アメリカらしいミリタリーテイストをまといつつ、ほどよいサイズ感でどんなファッションにもあわせやすく、コーディネートで悩みにくい時計です。とくにアイボリー×ネイビーは、さまざまな服装に違和感なくマッチしてくれるはず。腕時計選びに迷ったら、候補として検討してみてはいかがでしょうか。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。
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