KDDIは6月24日、次世代移動通信システム「5G」の本格化に向け、5Gコアネットワークの機能を活用した「ネットワークスライスのオンデマンド構築技術」および「ゼロタッチ認証技術」を開発したと発表。開発はエリクソン・ジャパンと共同。
ネットワークスライシング機能は、ユーザーの用途に応じて個別のネットワークを効率的に構築するテクノロジー。今回、アプリケーションの高速起動やハードウェアの効率的な利用などに優れるコンテナ技術を導入したことで、ユーザー自身の操作によって構築するネットワークの変更が可能になったとのこと。
ゼロタッチ認証技術は、アプリケーションとサービスプロバイダー間の認証を、安全性を確保しつつ自動化する仕組み。従来よりもアプリケーションの認証が容易になるとしている。
上記2つの技術の実現可能性を示すデモンストレーションを、6月26日から28日に中国の上海新国際博覧中心 (SNIEC) で開催される「MWC Shanghai 2019」のエリクソンブース内で展示する。